05 おやつ好きの妖精



「すとーむ!」


「うぃんど!」


「ふらいんぐ!」


 あたいは妖精

 世界で一番 かわいく愛らしい


 何事もあたいの前では意味がないのさ

 おっと 声をかけたけりゃ ひざまづきな!

 その頭 かわいいあたいのお足でふんづけてあげる!


 かわいいかわいい?

 

 あたいかわいい?


 もっと褒めて! さあ、崇めな!


 ひがみ ねたみ そんなものあたいには無縁さ


 他人の物が欲しいなんて それは二流のやる事だからね!


 一流の女なら もうすでに満ち足りているんだもの


「すとーむ!」


「うぃんど!」


「ふらいんぐ!」


 あたいは妖精

 宇宙で一番 かわいらしく愛らしい 


「すいーつ!」


「らぶ! らぶ!」


「きゅーと!」

 




「ストーリー」

 五葉とウォルドは、芸術をつかさどる妖精ピーチに会いに行って、悪神の懐に乗り込む算段をつける。そこで出会った妖精は大のおやつ好きで、自分を納得させられるおやつを作ったら、協力してやると言い出した。

 ウォルド達は、妖精狩りにあったピーチを助けて仲良くなり、数年前に見つけた悪神の神殿について教えてくれる。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る