報告(後半)

 ただし、攻撃性や反抗心の上昇が果たして悪いことなのかどうかは別に考える必要があると私は思う。攻撃性はあらゆる文化の発達に不可欠なものだった。それは例えば戦争プロパガンダのような形で、ときに体制と協力し、例えばユースカルチャーのような形で、ときに権力に対立する、そういったものだ。子供たちの反抗心をコントロールして、正しい方向に導かねばならない。ぼくは再びペンを取った。

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