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    1.喪失(1)への応援コメント

    せっかくの作品なのに、惜しいところがあったのでその点について。愚考。

    「嫌になるほど物が減った」これはたぶん、lampsproutの気持ちを表していない気がします。もし、その表現でいいなら、説明が必要かと。わかりにくい。

    「無くした情報を思い出して少し悲しくなった。何より、自ら棄てていった事実が嫌だった」この箇所は、素晴らしい。
    しかし、
    「ついでに様々な出来事で頭が溢れそうになる。」
    これが、唐突で雑。後ろの文章へのつなぎなのかもしれませんが、わかりにくい。

    「大事なはずだったのに首が締まった。周りは何も悪くなかった。真実を呑み込んだ、馬鹿な私のせいだった」 これは人に伝える文になってないと思います。自分にしかわからない日記の言葉。

    「無くした情報を思い出して少し悲しくなった。何より、自ら棄てていった事実が嫌だった」が、
    「無くした情報」全体のことを云っていて、最後の部分が、その中でとりわけ思い入れのある出来事のことを云ってるのかなと思ったりしましたが、もしそうなら、そこはとても大事じゃないですか。

    方法としては二つ。別の短編であらためて語ることにして、ここではカットするか。それとも、じっくり腰を据えて、思いをちゃんとすくって言葉にするか。
    ここは重くなろうとすることを恐れずに、ひそんでる思いをちゃんと拾って欲しいかな。さもないと、繊細なか弱い心を、もう一度、雑に扱うことになってしまう。一度目は忘れて、二度目は、思い出しかけて、投げ出すという……

    と感じました。年寄りなので感覚が古いかも知れません。失礼しました。期待しています。

    作者からの返信

    簡潔に書いて詳細は読み手に委ねることが多いのですが、加減が難しいですね。

    まず一点目、後の部分に関連して『物や情報への想い入れの薄さが嫌になる』といった感覚でした。
    二点目、仰る通りつなぎにしたのだと思います。字数上消しましたが、1、2文足すべきだったかと。
    そして三点目、これはただの独白とし、どこかの短編で回収しようと思っていました。しかし続編に当たる話でも詳細な描写にしたかは怪しいところですから、最終話まで書いた後に少しずつ改稿してみようかと思います。

    丁寧に評価してくださりありがとうございました。