第29話:小話
小学生(今もかは分からないけど私の世代の場合)に人気の某怖い話短編集レストランの内の一つと思っていただけたらいーな、と。
先日、障害者年金の受給を認められました。障害の等級は一級十号とのことです。等級があることは事前に調べて知っていましたが『十号』って何でしょうね。調べるか。
で、その障害者年金なのですが申請するにはいろいろと準備しなければならない書類がありまして、今回はその中の一つの、精神科を受診するに至った経緯について記入する書類によって判明した母の隠し事のお話です。
私が人生で初めて精神科というものを受診したのは高校二年生くらいの頃でした。当時は周囲にいる人間から悪口を言われているのではという被害妄想と、授業を一日きちんと受けることができないほどの倦怠感による度重なる保健室利用や早退、急に訪れるヒステリーがあり、どうにかしてこの苦しみを名前を付けて認めてもらいたい思いで郊外の精神科がある病院を受診しました。女性のカウンセラーの方に飲酒をしていないかなどの問診をされ、女性の医師の方からは症状を聞かれたり盗聴されていると思うかなどの質問が書かれている心理テストのようなものを受けさせられました。
問題はここからで、後日結果が出たと病院から連絡があったのですがその日私は学校があったため、結果は母が一人で聞きに行きました。問題なかったとのことでした。
問 題 な か っ た と の こ と で し た。
ではこの苦しみは何だというのか。
涙が流れて苦しさが増しました。
もう二度と精神科など行くまい、とも思いました。病院は悪くないのですが。
そう、病院は悪くなかったのです。
きちんと結果を出していたのですから。
「何らかの精神疾患である可能性がある」と。
ツイッターだとバレる可能性があるのでここに書きますね。
母は私に嘘をついていたんです。
ここで話は精神科を受診するに至った経緯の書類に戻ります。その書類は丁度私が体調を崩していたので母が代筆して、お互いだいぶ昔の記憶なので互いに補っていこうと話し合っていました。その最中に母が普通に口に出したんですよ。
「昔のことだからよく覚えてないけど、本当は何かの精神疾患の疑いがあるって言われたんだよ。成績とかに響くと思って言わなかったけど」
あの時体調を崩して頭にもやがかかってなかったら母に殴りかかっていたかもしれません。
そうですね。母なりに私を思ってのことだったのでしょう。
保健室の先生からは呆れられ、早退届を提出する生徒指導の先生からは奇異なものを見る目で見られ、仕方ないと思いながらも苦しい高校生活。
専門学校に通ってからも度々訪れた体調不良と、どう書けばいいか分からない精神的な苦しみ。
就活が上手くいかず精神的に弱っていたところに、成人式で中学の時私をいじめていた女の子たちからの当時と何も変わらない冷笑と「きもい」。フラッシュバック。
なんとかバイトをして専門学校のお金を返そうとバイト生活からの一時期収まっていた被害妄想、倦怠感、体の痛み、食欲不振、ひたすら世間への申し訳なさ。
全てとは言いませんが、母があの時正直に話してくれたら避けられていたかもしれない苦痛。そういったものが、近ごろ私を悩ませています。
今更、もう過ぎたこと、どうしようもないこと、なんですけどね(爆笑)
母にはとても感謝しています。体調を崩していると娘なのに介護してくれますから。可哀想なのはこんな娘を産んでしまった・・・ここまでにしましょうね。
今右下の文字数見てうわあってなってます。
お薬増えたということを『メンヘラ女アピ』というらしいですよ。
さあ、いつものお薬紹介と行きましょう。
夕食前
ビプレッソ徐放錠150mg 1日2錠
夕食後
リーマス錠200 200mg 1日2錠
ラツーダ錠40mg 1日1錠
朝・夕食後
(後)ラモトギリン錠25mg 1日5錠 朝2錠、夕3錠
ではでは~。
疲れた。
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