生の肯定論

可愛くない、可愛くない

もっとああならなぁ、こうならなぁ

と思いながら少し嘯きながら

画面を追う表情は緩み、自然と口角は上がる


今日もまた心の傷が癒えていく

だから明日も傷がつけられる

容赦ない憂うつに苛まれ続けられる


その繰り返しで、生が肯定される


あなたの笑顔を見るたびに生きてて良かったって思えるんだ

あなたの声が姿が、僕の破滅を阻む

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