第1章 誕生から幼少期

1995年8月31日、午前2時42分、私はこの世に誕生した。

2600gの小さな女の子。

森下家の第2子長女として生まれたのだ。

未熟児では無かったが小さいさと呼吸の仕方から未熟児室に3日間ほど入院していた事を前に母から聞いた。


1週間程で退院し母方の実家に1ヶ月程お世話になった。


え、父方じゃないのかって?私には父方の祖父母はいない。


生まれるずっと前に2人とも病気で亡くなっている。だから父方の祖父母の事は全く記憶にない。

母方祖父母にとって私は初めての女孫でそれはもう喜んでもらえたそうだ。

私の名前の由来は生まれた日が晴天で綺麗に青く澄み渡った空だったそうだ。

その空を見てうちの親が付けたそうだ。


1ヶ月程お世話になり自分の家に帰ってきた。

3つ上に兄がいて兄は私の顔を見るなり


「怖い顔ー。」


って言ったそう。

まだ2歳5ヶ月の兄にとっては赤ちゃんは怖い顔だったのだろう。

でもいつも私が起きるとお母さんに


「あおちゃん、起きたよ〜。」

って教えてくれてたんだって。そんなエピソードがある私達は大きくなるにつれ喧嘩をするようになっていくがまたそれは今度。

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