8話 親近
凛ちゃんは、今まで彼氏出来たことないんだ
[凛…]
「!?」
(よ…呼び捨て!?なんで急に!?)
初めて呼び捨てにされたようで
動揺を隠しきれない
緒方くんの顔が怖い
いつもと違う
凛って成人した女なのに
汚れてないというか
本当初々しいよな
これだったら…
緒方くん、相変わらず怖い顔
考え事してるのかな
それとも何か用事を思い出したとか…
あ!忘れてた
「緒方君…」
緒方は、凛の方を優しい目で見る
[どうしたの?凛ちゃん?]
「私、急がなきゃ!
これからバイトなんだ!」
少し残念そうな…寂しそうな
落ち着いた声で
[あぁ…いきなり止めてごめんね]
少し笑みを浮かべながら私の方を見た
いつもの緒方君に戻った!
緒方君はどうして私の事を
呼び捨てにしたんだろうー
凛…面白い子だな
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます