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・舞台



・概要


雪が降り積もる極寒の地。見渡す限り真っ白で、向こうの果てまで全部雪。

足の下も全部雪で、膝までが新雪、それ以下は固まって氷になっている。

遠くに雪山が見えるがそこは場外。

気温は当然氷点下、晴天で、空気は乾いていて風もない。


・名前


『スノーダイバー』ビル


・外見


196cm 87kg

耳の潰れた丸顔、短い金髪、青い瞳、愛嬌のある顔で、歯が白い男。優しい笑顔を称えているが、見る人が見れば殺意と憎悪が滲み出ている。

肩幅のある筋肉質な体で、全身の脱毛をしている。

赤い競技用パンツに赤色の手甲、顔に水泳用のゴーグルをつけているだけで、ほぼ裸。ただし体には防寒用のグリースを塗っている。


・経歴


魔法全盛の異世界において、もっとも泳ぎの速い男だった。

しかし突然現れたチート持ちに全ての記録を塗り替えられ、挙句恋人と妹を寝取られた。

全てを失い、それでもあきらめず、絶望を抱えながら一人練習していたところに女神が現れた。

望みはチート無しでの最速記録を出し、異世界を超えて頂点に立つこと。ゆえに本人にチートは施されていない。

女神とすれば、その望みをかなえることで異世界間のモロモロがやりやすくなるという打算から協力している。


・性格


人を魅了する話術に素敵スマイルのナイスガイ、と見せかけて精神破綻起こしたサイコパスな殺人鬼、特にチートやそれに準ずる特殊能力を有する人間を許せず、速やかに殺しにかかる。

以前は普通のナイスガイだったが、水泳を、スポーツを神聖視しており、それを汚すもの、ドーピングや八百長に対しては爆発するような怒りを見せており、当時から今の片鱗があった。

スポーツに全人生を捧げており、食事などの生活には一切の娯楽はなく、まずい飯を文句も言わずに食べ続けてきた。性欲もない。一種の変態でもある。


・能力


運動能力はずば抜けており、特に水泳は言うだけあって速い。無呼吸全力運動で三分、潜水できる。

戦闘に関しては素人、ただし水中で相手を助ける講習は受けており、その逆を行えば相手を溺れさせられることは知っているし、実際何人か沈めてきた。

スノーダイバー

両手の手甲、魔術を帯びており、触れた雪や氷を瞬時に溶かす。

溶かして水にした中を自在に泳ぐことで人知れず足元から接近、そのまま下を広く溶かして相手を沈めて溺れさせる。

また、水中での相手の殴り方、関節技の使い方も覚えている。


・戦法


最初の一手は足元から、溶かして沈めて溺れさせる。

失敗したならいったん距離をとって地上へ、ペラペラと自己紹介しながら距離をとって相手の体温が下がるのを待つ。

直接手を出すことは最後の最後であり、それまでは逃げ隠れに終始する。

戦いの経験値が低いため、死んだふりで動かなくなるとすぐに近寄ってくる。

また、スポーツを侮辱されると、例えそれが自分の格好のことであってもぶちぎれて、一気に接近、抱き着いて沈めにかかる。

防御力自体は裸なので、当てれば大体致命傷になる。


強者

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