第28話 テイムアプリ
モンスターを召喚したはずなのに、なぜ俺の目の前に愛らしいゴールデンレトリバーがいるのだろう。
俺は【MD】を起動させる。
「あー、ミウラだけど、ショウなにか用?」
ミウラは寝起きのような声だ。
「テイムというアプリを起動させ、モンスターを召喚したんだが、出てきたのは可愛い犬なんだが、これはどういう事だ。」
「ああ、テイムの事ね。簡単に言うとね召喚出来るのは、ショウが元の世界で前の一週間に触れた動物やモンスターだけだよ。つまり、装備やアイテムと同じね。」
俺の世界にはモンスターはいないのだがな…
しかし確かに先週の日曜日、俺が町中を歩いていると、飼い主と散歩していたゴールデンレトリバーが、俺にじゃれに来たな。
「ミウラ、犬を召喚してもモンスターと戦えるとは思えないのだが。」
ついに俺は、ミウラのオバちゃんについては、さん付けもやめた。
「その召喚したモンスターは、装備やアイテムと同様にこの世界に順応するため、強くなっているはずよ。」
「え、そうなのか?」
「そうよ。そのテイムアプリでステータスが見れるので、後で確認してみて。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます