第25話 冒険者登録証
ギルドから紹介された宿【玄武亭】に向かい、ギルドからもらった書類を見せる。
「ショウ様は異世界からの転移者ですか。今日一日大変だったと思いますが、こちらの宿でゆっくりお休み下さい!」
玄武亭では、ショートカットの元気な子が応対してくれた。この玄武亭で夕飯を食べた後、部屋に向かう。転移の1日目は長かったが無事に終わった。俺はベッドに倒れ込んですぐに寝てしまった。
翌日、再びギルドに向かうと、昨日応対してくれた受付のサラが声をかけて来る。
「ショウ様、昨日は宿でよく眠れましたか?」
「ああ。お陰様で意外なほどよく眠れたよ。」
「それは良かったです。ギルドマスターから、冒険者者の登録証を預かっています。これからはこの登録証を肌身離さずお持ちください。」
サラから冒険者登録証を受け取り見てみると、
----
登録ギルド名・タリム
名前・ショウ
ランク・転移者
---
と記入されている。
「サラ、ランクのところが転移者となっているが、これは間違いではないのか?」
「はい。通常冒険者は SからFランクに分けられますが、転移者の場合は
「なるほど…」
登録証に転移者と書かれては、今後も身分を隠すのは無理だろう。それならば堂々と転移者として振る舞った方が良いと思う。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます