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    物語の設定、メインキャラの性格設定は優しく切なく、読者の関心を惹きつけるポテンシャルを充分に秘めた作品だと思う。
    ここから先は少し個人的な意見を述べさせてもらう。気分を害されたら心から謝罪させていただく。
    亞悠さんは長編と短編で同じ書き方をしてしまっているように感じた。
    ネット小説で好評を得やすいハイスピードのリズムでテンポよく先へ先へと進み読者の気分を高揚させ先への期待感を膨らませるような作風。長編を読んで思ったのは、亞悠さんはこれが嫉妬してしまうくらいに上手い!
    だが、これを短編、特に原稿用紙十枚分にも満たない俗にショートショートと言われる作品でやってしまうと、読者が物語入りこむ前に物語が終わってしまう。私がこの作品に抱いたイメージはそれだった。設定やキャラが嫌いではないだけに余計にそう思った。短編の場合は物語のペースをあえてもう少し落した方が良い気がする。物語の速度を落すわかりやす方法としては描写を増やすことだ。少年はどんな部屋で準備をしているのか、歩いている道はどんなか、少年と話すおばちゃんの表情の変化は、記憶の花はどんな場所に咲いていたのか?少女の心理描写をもっと増やしてもいい。
    おそらく、それらの描写を加えたとしても、四千字に収まるのではないだろうか?読者の読む速度を意図的に落してあげて、物語に入りこむ時間をあげてほしい。
    亞悠さんスタイルではないかもしれないが、短編と長編の描写量を変えた方がより亞悠さんワールドが広がるのではないかと感じた。
    あくまで個人的な意見。
    こういう風に感じる人間もいると心のどこかに留めていてくれたら嬉しい。
    再度断わっておくけれど、亞悠さんのこの物語の発想、設定は素敵だと思っている。
    ただ短編の特徴である物語の先を読者の想像に委ねるという点を活かす為には読者をより物語の世界に浸からせる必要がある。それをするにはこの作品のテンポはいささか速かったと思った次第であります。