第291話 令和2年12月17日(木)私、ビールを飲む

 こんにちは美優です。今日はパパとママの会話から始まります。ではスタート。

深沢宝徳:信一さんのレボ部の英文はどう考えても信一さんが書いた文章だよな。

深沢涼香:そうよね。作者は信一さんとか書いてあるし。

深沢宝徳:でも、信一さん神様になったんだろ。

深沢涼香:正確には認知機能が神様になっただけ。

深沢宝徳:完全体になるには女性が必要なんだな。

深沢涼香:ドラゴンボールのセルみたいだね。

深沢宝徳:信一さんには完全体の神様になってほしいよな。

深沢涼香:でも、女性も神様になれるかもしれないのに志願者はなしよね。

深沢宝徳:Jiarthサイトに電話番号があるのに誰も電話しないみたいだね。

深沢涼香:信一さんは気の毒に。

深沢宝徳:信一さんへの相手の妨害がすごすぎるのかもしれないな。

深沢涼香:流言飛語も常識を超えた偏見よね。

深沢宝徳:信一さん耐えてるな。

深沢涼香:普通の人だったらとっくにギブアップしているよね。

深沢宝徳:それだけ執着がすごいからな。大企業計画も学生時代で使命を見つけてそれにずーと挑もうとしているんだからな。半端じゃないよな。

深沢涼香:大企業計画を考えたのは学園制時代の影響らしいよね。

深沢宝徳:使命とか考えずに好きなことをやっていれば、大変なことにならなくて、幸せになっていたのにな。

深沢涼香:でも、ずーと、大企業計画を夢見て26年。なかなか花開かないよね。

深沢宝徳:花開く前に摘み取られているからな。

深沢涼香:今度は東大受験かあ。時間もあまりないし。

深沢宝徳:まあ、今日は美味しいビールでも飲もう。

深沢美優:パパ。ビール。

深沢宝徳:ビールはダメ。

深沢美優:Why?

深沢宝徳:子供にとってはまずい飲み物だぞ。

深沢涼香:ノンアルコールのをあげれば。

深沢宝徳:それもそうだな。ほら美優。あげるぞ。

深沢美優:わーい。

 と、私は初めてビールを飲んだ。

深沢美優:おぇ。

深沢宝徳:だから言っただろ。子供にはまずいって。

深沢美優:こういう味なんて言うの?

深沢涼香:苦いかな。

深沢美優:苦い味?

 と、今日の私は苦い人生を送りました。またね。



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