第148話 シェニールの実力

シェニール:ケトンよ。これで終わりだな。どうする。私に一矢報いるか?

 シェニールは大魔王の貫録を包んでいた。

ケトン:さすが、シェニール。ダカンと同じ匂いがずるぜ。

シェニール:さあ、来い。ケトン。

 ケトンは突っ込んだ。

 シェニールはかわした。

シェニール:ほう。速さだけなら私に劣らぬか。だが、これはかわせまい。「豹魔剣」

ケトン:う。

 ケトンはかわした。・・・。かのように見えたが、足が喰らってしまった。

ケトン:しまった。足を取られた。

シェニール:ケトンよ。ここで殺すには惜しい。我が配下にならぬか?

ミク:ケトン。ダメよ。私が戦う。

ケトン:ミク。無理するな。敵に大勢囲まれて、足を取られている。配下になってもいいが条件がある。

シェニール:何だ?

ケトン:ダカンと同盟を組むのと同時に、俺はダカンとシェニールの両方の配下となろう。ミクはどうする?

ミク:ケトン。・・・・・・。私もケトンと同じにする。

ケトン:ウラン。ローラ。ジーコ。今を乗り切るにはこれしかない。これでいいか。

ウラン:俺はその条件を飲もう。

ローラ:私はケトンの言うとおりにします。

ジーコ:私も配下になるしかあるまい。

ケトン:シェニール。この条件ならどうだ?

シェニール:頭の切れるやつだ。ますます気にった。主への忠義心も気にった。いいだろう。ダカンと同盟を組んでやる。しかし。お前らは我が配下だからな。忘れるなよ。アクセス。回復呪文を唱えてやれ。

アクセス:「ヒーリング」。

 ケトンとウランは回復した。

シェニール:アクセス。ケトンらとダカンの元へ行って交渉して来い。

アクセス:わかりました。

 と、ケトンたちは同盟には成功したが、シェニールの配下になってしまった。

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