ローラーすべり台

「パパ、どうしてこのすべり台はお金を払わないといけないの?」

「この段ボールを借りないといけなかったからな」


「どうして段ボールを借りたの?」

「お尻が痛くならないように、段ボールを敷いてすべるんだよ」


「どうしてこのすべり台はお尻が痛くなるの?」

「ローラーが動くし、普通のすべり台よりずっと長いからな」


「じゃあどうして段ボールを敷いたら痛くならないの?」

「段ボールは丈夫だからお尻を守ってくれるんだよ」


「どうして段ボールは丈夫なの?」

「重い荷物を運ぶときとかに使うから、丈夫じゃないとダメなんだ」


「ねえ、どうして」

「いいからとりあえず滑らないか?」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る