ほしぞら


届かないから、しょうがないじゃないかって

君は星空へ手をのばすのをやめたけど

僕はまだ、満月の夜もがいて

少しでも近づけるように手をのばす。



夜空を彩る幾千の星もほんとうは

想像もつかないほど前に放った光。

誰かに見られるなんて

思ってもないだろう。



両手を星空めがけて

力強くふった。

小さい時はよくそうしたな。

あの星空の輝きはいつまでも忘れない。



届かないからしょうがないじゃないかって

言い訳を自分自身に言い聞かせて

僕はまだそんなことしたくないから

いつまでも近づけるように手をのばす。

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