第18話 おはようから清潔で、美しく健やかにおやすみなさい
カホウはしどろもどろになりながらも言った。
「あっ、あるわよ。ターターよ。便器はTATA製なんだからっ!」
「じゃあ、お風呂は?」
「あるわ! しかも大浴場!」
「シャワーは?」
「ある!」
「石鹸や洗剤は?」
「ある! 歯磨きもある!」
カホウはあいくる椎名の問いに対して、実に正直に答えてくれた。それは、俺にとってもこれから向かう異世界のガイドになったから嬉しいこと。俺がたどり着こうとしている異世界は、イメージとは違いそこそこ清潔なところみたい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます