第16話 まさかの待った!
まさか! この俺が女子と手を繋ぐだって! 俺があいくる椎名の提案を最終的に断るはずがない。それってまるで、恋人同士みたい! こんな経験、地球ではなかったよ。光の玉の中であいくる椎名を抱き寄せたけど、あれは不可抗力。お互いが望んだわけではなかった。けど、このときは正式にあいくる椎名の方からリクエストしてきたんだ。俺、名前に者が付いて、モテ期がはじまったのかなぁ! 嬉しいよ。
ところが、カホウからは待ったがかかった。
「そんなこと、許しませんから!」
「えっ? どうしてよーっ!」
2人ともムキになっている。
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