第7話 服って難しすぎる
「悠〜行くぞ〜」
「うん、でも俺、服とか全然わかんないよ」
「安心しろ、俺も全然わかんない」
わかんないのかよ、安心できねーよ、どうすんだ
「安心できるか!で、どうすんだ?」
「ここはもう……」
「もう?」
「店員に任せよう!」
「それがいいな、」
「お、着いたぞ」
「ここか……なんか、俺の場違い感すごくね?」
「気のせいだ」
「そうか」
ま、大丈夫だよな
「いらっしゃいませ」
「あの〜こいつに似合う服ください」
なんか、傍から見ればやばい気が……
「お、お願いします」
「わかりました……こういう系はどうですか?」
「ん〜ちょっと違うな」
「そうだね」
「じゃあ……これはどうですか?」
「ん〜惜しい」
「惜しい……よし!これはどうでしょう!」
「お、それいいな!試着いいですか?」
「どうぞ〜」
「悠、着てみな!」
「うん!」
これは……自分でもいい気がする!
「どうかな」
「おー似合ってる似合ってる、いいぞ」
「本当、じゃあこれください」
「はい!」
げっ!少し高いな、ま、この位なら大丈夫か
「よーし、買い物完了!」
「うん、ありがとう、これからもアドバイスお願い」
「任せとけ!水族館楽しめよ」
「うん!じゃあね」
「おう」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
明日も一緒にご飯食べたいな、迷惑かな?
「プルルルル」
「あ、悠?」
「ど、どうした?」
「あの……もしよければ明日も一緒にご飯食べてくれないかな?」
あ〜言っちゃった、これを言うだけなのにこんなにも緊張するなんて、なんでだろう
「いいよ」
良かった、本当に良かった、断られたらどうしようかと思ったけど……あぁ本当に良かった
「ありがとう、お弁当作るね」
「いいのか?ありがとう」
「いいのいいの、じゃあ明日ね!」
「うん」
「プツッ」
やったーこれで明日もお弁当食べて貰える!早く誤解とかないとな……
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
葵の弁当か、楽しみだな〜、そういえば今日も葵の弁当食べたけど、色々あって味覚えてないや、明日は、しっかり味わおう
なんか、幸せだな……
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