第708話 白河小次郎の神デビューがいよいよ迫っている
どうやらいよいよ神としての活動を開始しないといけないようだが、まいったねえ。
本格的に人間やめないといけないとか、まだ覚悟が出来ていないんだけど、それに家族の事もあるしねえ。
だけどおっさんの家族ってほぼ間違いなくおっさん同様神に近しい影響を受けちゃってるから、家族も巻き込む事になる?
因みに基本子供には影響がない。
おっさんが神の能力を得ちゃったのは、まあ珠の事とかあったからだけど、それ以前に生まれた子供には全く影響がないんだよね。
但し珠の影響があった後にできた子供にはかなり影響がある。そのすまんとしか言いようがない。
そして日本の家族は珠の影響と言うか、リアレプトのせいで一度異形にされてしまい、それを回復する時に影響を受けてしまった。
エリクサーを使ったけれど、身体能力に明らかな違いが出てしまった。
妻である友里奈はもう老いない。
そして妻は2人の子供、千亜希と遼太郎を同じく老いないようにするつもりのようだが、これには色々問題があるんだよね。
ぶっちゃけ兄貴の子供がいるから白河家の存続は問題ない。
だから遼太郎に子供がいないまま不老にさせる事には問題はあるがそうなっても大丈夫。
そして千亜希だが、正直こっちは問題があるんだよね。
夫となった男性が、千亜希が不老となった後にも夫婦生活を続けたとして、その後浮気をしてしまった場合だ。
相手の女も影響を受け、そしてさらに別の関係を持ってしまえばさらにその影響が出る。
何処まで影響が出るのかわからないけれど、それがいい事では決してないんだ。
まあ恐らく珠を使って何とか・・・・口田君は知らずに料理中に珠を切ってしまい、それを食べてしまったうえに、妻達も食べてしまい不老になったようだから、その前例があるから珠を口にしてしまえば不老になってしまうんだよね。
そしてその後は神?
まあ友理奈はおっさんと違い賢いからその辺りはきっちり管理してくれるだろうと信じている。
そんな事を考えていると、ルフィナちゃんがもう一度念押しをしてきたよ。
「白河様、デア様とノエミ様と合流し、一度神界に向かうようとの神のお告げでございます。」
「神界に向かう必要があるのかい?」
「はい。そしてもうひとつ重大な行為が必要です。」
「行為って何?」
「私に白河様の子を産ませる事です。」
「へ?」
「その子が成人した暁には白河様の助けとなるようです。」
「それも神のお告げ?」
「勿論です。私と白河様との過ごした時間を考えて、そのような嘘をつく必要があるとお思いでしょうか?」
「まだであってそんなに時間が経ってないからね、嘘をつく必要は感じられないね。しかもるルフィナちゃんも珠の影響で老いないからね、おっさんとそれ目的での関係を持つ必要もないからね。」
「ご理解いただけて手間が省けます。ではノエミ様の元へ向かう前に早速お願いいたします。」
うーん、君の父親が目ので凄い形相で睨んでいるのだが、どうすんだよ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます