第562話 新たな剣を打つ前に、魔道具を作成する

「よし、じゃあ先ずは魔道具をだな・・・・」

そう思ったんっだけどね。

【あのマスター、先ほども申し上げましたが、4体の精霊を先に顕在化させ、その精霊に手伝いをさせれば宜しいと思われます。魔道具も率先して作製のお手伝いをすると思いますよ?】


・・・どうするか・・・・


【悩んでいてもどうにもなりませんの。もう顕在化しましょう!】

「・・・・よくわからんがそうするか・・・・で、どうすれば?」

【ありがとうございます。では、あの大剣を手にお取りくださいませ。そして、4体の英霊に語り掛け、顕在化を許可すればよろしいのですわ。あ、剣を手にすれば精霊から語りかけてくれますの。】

「・・・・そうか、分かった、ありがとう・・・・秘書精霊さん。そのうち素敵な名前を付けるからね・・・・そうだな・・・・月ごとの名前、そのままでもいいよな?睦月とか弥生とか皐月とか・・・・」

【・・・・では他に名案が無ければそれでも宜しいですわ。あ、それでは剣を、お願いいたしますね。】

そう言われ・・・・おっさん大剣を出現させたよ。あ、でも今精霊じゃなく英霊って言った?

何かね、手に現れるイメージをしたら出現しちゃったよ。


で、剣を握ったら、頭の中に別の声が入り込んできたよ。

【マスター、お待ちしておりました。4体の精霊を代表し、御礼申す上げます。早速で申し訳ありませんが、顕在化の許可を頂いても宜しいでしょうか?】

ええと・・・・何やら画面?に4人?の姿と秘書さんが見えるな。

うーん・・・・いろんな色の髪の毛だな。

今喋っているのは・・・・語り掛ける?少し茶色っぽい、色の・・・・女性。

で、他には見事な赤毛の女性。

後は・・・・銀髪?少し青みがかってるようにも見えるけれど。

そして最後の一人は、見事な金髪。


うーん・・・・わからん・・・・なんとなく赤毛の女性は、火属性かと思うけど・・・・


「よく分からないけど分かったよ・・・・・4人?供・姿を現していいよ。」

おっさんこんなのでいいのかわからないけど、許可を出したよ。


すると

【【【【ありがとうございます!】】】】


その声と共に、剣からまばゆい光があふれだし・・・・


暫くすると、そこには先ほど画面に見えた4人?の姿があった・・・・


そして・・・・

「あら?何故私まで?」


・・・・秘書さんも姿を現していたよ。

む・・・・何というか、全員それぞれ姿が違うんだけどね、皆おっさん好みだな。

だけどその・・・・何で裸?もうおっさん、女性の裸見慣れてるけど・・・・5人の初めて姿を現したスタイル抜群の美女の、裸なわけで・・・・

駄目だ!興奮してきた。


「どうでもいいけど、何で裸?」


そういえば・・・・最初に精霊、人形みたいのが現れた時もすっぽんぽんだったなあと今更ながら思い出す。


で、元々精霊な5人は、恥ずかしがるわけでもなく

「顕在化を許可して頂き有難うございます。」

と、恥ずかしげもなくお礼を・・・・っとこのままではさすがに色々問題が。

取り敢えず服を出したよ。

「色々あるけど、取り敢えず服着て?目のやり場に困ると言うか、おっさん興奮しちゃうからさ。」


「ご配慮感謝いたしますわ、マスター。」

そう言ってそれぞれ服を受け取り・・・・その場で着替える。

う・・・・これはこれで・・・・困るよ?

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