第523話 進んでみる事に

「どうなっても自己責任だから!それが嫌なら、ゲート出すから各自で戻って!」


おっさんそう言ったんだけど・・・・

何を今更、みたいな顔をされちゃったよ。


「ここまで来てそれはないぞシラカワ!俺も行く!」


クィンシー、行く気満々だな!

「あんたにも責任の一端がある事を忘れないでほしいなあ?」


「うぐ・・・・いいじゃねえか!つうかシラカワの嫁も何人か参加してただろ?」


すいません嫁候補と、嫁・・・・つまりは確定含め半分がそうでした・・・・


「コジローごめんね?まさかこんな事になるとは思ってのなかったのよ?」


「いいんだよウェンディ・・・・実際初めて放ったんだろ、おっさんの剣の力を。」


「ええ・・・本当に素晴らしいわ!」

ご満悦のウェンディだ。

「しかし・・・・本当にでたらめな力だな!」

ナターリヤがそう感想を述べる。

「そうかい?」

「ああ・・・・それに、帰ったらさっそく新たな剣を打つつもりだろ?」


はい・・・・何だかとんでもない素材手に入れちゃってるから、色々したいです・・・・


「「「ごめんなさい!」」」


ああ・・・・3人の娘さん悪くないのに・・・・

「いや、そもそも君達はおっさんの剣の事知らなかっただろ??」


「はい。ですが・・・・だからと言ってこの結果は・・・・」

「気にしたら負け!悪いのは言い出しっぺで、号令かけたあの阿呆だから。」

おっさんは皇帝を指し示したよ。

「今更ですが、本当に皇帝陛下とため口なんですね?」


「ああ?いいんだよ。あいつも中々ため口張れる奴がいないんだよ。だからせめておっさんぐらいはね・・・・」


「ですが、クィンシーさんも随分ため口ですよね?」


「ああ、親子だからな。本当ならあいつに皇位を継がせたいらしいけど、正室の子じゃないからというのもあるし、クィンシー本人が継ぎたがらなくってね。」


「はあ・・・・そんなものですかね・・・・あ、皆さんしびれを切らせてますよ?」


「わかった。じゃあ行くか。あ、君達3人はおっさんから離れないように。カトリーン、ウェンディ、ナターリヤ、それぞれ3人に張り付いておいて。エルヴィーラは皇帝から離れないように!クィンシーてめえは勝手に判断しろ!」


おっさん適当な指示を出したけど・・・・


「何勝手に仕切ってやがんだ!」


また皇帝の駄目出し・・・・


「あんたの仕出かしたこの緊急事態を、おっさんが何とかしようとしてんだよ!それともあんたがどうにか出来るのか?」


おっさんがそう言ったら・・・・皇帝は口笛を吹きつつ

「さあ行こうか!」


とか言って逃げた。

またかよ。

「あ、リューク君は嫁さんしっかり守ってあげなよ。何があるかわからんからね。」


「はい!シラカワ様そうします。」


さて、この奥はどうなってるのか・・・・何ともない・・・・訳ないよな?

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