第265話 嗚呼将軍・・・・

・・・・話についていけない。

将軍はデーモンから解放されたわけじゃなく、今もデーモンが体の中に居るってわけ?今までと何が違うんだ?

この辺りは異世界の考えか?おっさんにはちょっと理解できんな・・・・

それに、閉じ込めたんだよな?閉じこめたままにする魔道具とかあるの?ちょっとそっちの方が気になるんだが・・・・

それともファートとサージュの力なのかな?



「で、どうするんだよ、これ?」

おっさん将軍を指さし、尋ねたよ。

「シラカワのスキルか、そこのエルフの2人、ファートとサージュならなんとか出来るんじゃないかと思ってさ、このままにしてたんだよ。」

・・・・つまり、手に負えないから頼むよって事?


「そんなん知らんわ・・・・ファート、サージュ、君達はどうにかできるかい?」

「時間がかかるけどできなくはない。」

おお!できるんだ?

「そおねえ・・・・1日時間を貰えれば出来なくはないかな・・・・」

「じゃあ後で頼むよ。」

「わかった。」

「任せてよ、ダーリン。デーモンはどうするのかしら?」

「捕らえることができたら・・・尋問できるのかな?」

「たぶん何も喋らない。」

「駄目元でやっちゃう?」

「無駄かもしれないけど、やってみて?」

「その後この将軍さんがどうなっても責任もてないわよ?」

「たぶん大丈夫とは思う。」



この後は色々話が出たけど、まああまりおっさんには関係ないかな?


・・・・

・・・

・・


会議が終わった後、おっさんは暫く休む事にしたよ。

流石に疲れちゃったよ。

あ、その前に風呂だな。


おっさん風呂に行くと後から今回行動を共にしたカトリーン達が入ってきて、にぎやかに入浴したよ。


で、風呂を出てから・・・・休めなかったよ。

カトリーンなんかは

「主よ、これだけ尽くしたのじゃ!ご褒美をもろうても良いのではないかと思うのじゃが、如何なものかのう?」

・・・・いやいや、寝たいよ?違う意味で熟睡したいんだよおっさんは?

「さあ、皆のもの!順番じゃ!さあ、主よ、励むのじゃ!」



・・・・

・・・

・・


おっさん、カトリーン以外にも、ナターリヤ、ウェンディを相手に奮戦したけど・・・・干からびたよ。


ちなみにファートとサージュは将軍にかかりっきりでね。

終わったら何かご褒美をあげなきゃな。

しかし・・・・褒美と言ってもなあ・・・・物欲とは皆無っぽいし・・・・

あれだよな・・・・

あれしかないよな・・・・

時間を空けて、2人とだけ過ごす時間をたっぷりと取ってあげるしかないよね・・・・


そんな事を考えてたら・・・気が付けば朝だったよ。

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