第199話 エノーラの教えてくれた女性と出会う
おっさんとニーナ、2人して工房の服や下着の試作品を作っている一画に向かってたら、試作品の責任者が何人かの娘さん・・・確か試作品を作ってる娘さんだな・・・・何人かと一緒にいたので、ニーナが呼び止めてね。ニーナと責任者が話をして、工房の試作品を製作している部屋に、試作の製作メンバーを集めてもらうようにしてもらってね。
おっさん一足先に試作品を製作している部屋に向かったんだよね。
おっさん、いつもこの部屋に来た時は・・・たいていは責任者や誰かと入るんだけど、今日はたまたま一人だったんだけど・・・・まあ、勝手知ったる我が家ってなもんでね・・・・普通に部屋に入ったらね・・・・誰かがちょうど背中を出入り口に向けて試作品かな?を着用しててね。
おっさんもいつもこういった風景見慣れてるし、むしろ見られた娘さんがおっさんに近づいてきて、直接見てくれって下着姿でいい寄ってくるんだよ。
ひょっとしておっさんに見初められるかもって淡い期待を持ちながらね・・・・。
なので、いつもの感じでおっさんに気が付いたら是非意見を!って言ってくると思ったら、この娘さんは・・・・違ったよ。
ふとその娘さん?背中がきれいだなあとかおっさん思いながら・・・・こんな綺麗な背中の娘さんっていたっけ?後ろ姿だけどスタイルよさそうだしね・・・・スラッとして全体的にほっそり、おっさん好みのね・・・・スラッとほっそり・・・同じような気もするけど・・・・
で、おっさんの気配に気が付いたのか、下着を着終わったからなのか、おっさんの方に振り返ってね、その娘さん、まさかここに男の人がいるなんて思ってなかったみたいな反応でね。なんか固まっちゃってて。
で、おっさん、上から下までまじまじと見ちゃって。
あ、この娘さん、きっとエノーラの言っていた女性だな。
確かに顔立ちが信じられないぐらいの美貌でね。本当、人形みたいに整ってて。
エルフ以上?というのも納得。
肌もきめ細かそうでね。スタイルは・・・胸は控えめみたいでね、で、スラッとしてておっさん好み!
で、おっさん、気軽に試作品を試着してる娘さんに言うように声をかけたんだよね。
「やあ、見ない顔だねえ。その下着は君が製作したのかい?中々よさそうだけど。」
「き・・・」
「き・・・?」
「キャー!何ですかあなたは!ここはシラカワ商会の試作室ですよ!何で男性がここにいるんですか!」
「え?別に工房は男子禁制じゃないんだけど?」
「こ、ここは女性向けの下着の試作、試着をしてるんです!出てって下さい!」
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