第77話 おっさん一行、再びお店へ

十六夜にえらい約束しちゃったな・・・・


ただ、今後は避けて通れない道のり。


しっかり準備をして、情報収集をきちんとやってから事を起こそう!






おっさん達は、現在商業都市アフェールへ戻っている途中なんだよね。


なんだかんだ言って、奴隷の家族もいるし、作業場も心配だけど、店のあった場所がどうなっているかも気がかりでね!


オリアーナの話によれば、ロニー・・・オリアーナの父だね・・・・が、急ぎ店を作ってくれているらしく、おっさん達が戻ったころには店を開けられる状態になっているだろう、との事。


流石おじさん、仕事が早い!


その分お金がかかるらしいんだけどね。




そして、見えてきた・・・・すげー!わずか1月ほどで、建物が建ってるよ!


おりょ!前より立派なんじゃない?


そして到着!素晴らしい!店の中にはいくつかもう商品が陳列してあるじゃないか!


おっさんが作業場に残してきたやつだな。


ない物もあるみたいだから、後で補充しておこう!


そして、住居の方は・・・・おお!かなりできてるじゃないの!


この世界は基本土足だからできるんだろうね、この速さで。


日本だったらひと月じゃあ家建たないよ。


あとでカーペット買って敷き詰めよう。やっぱり裸足がいいよね。


で、渡しておいたんだけど、、配線、出来てるな!


風車が回ってるままだから恐らく電気が使えるんじゃないかと思ってやってもらったんだよね・・・・




えーと、風車のスイッチを入れに行こう・・・・よし、問題ない。


じゃあ次、コンセントにLEDライトを挿してみて・・・と。で、スイッチオン!やった!点いたよ!


やるなあ、工事してくれた人。グッジョブだよ!


後でおじさんにはおいしいお酒を差し入れとこう。




おうおう、ベッドもあるじゃない。


早速布団を購入しとこう。


今夜は女性陣とハッスルだ!!


って欲望は置いといてって、え?結局するんだろって?げへへ・・・・






おっさん達は一度店を離れ、冒険者ギルドへ。またまたお世話になった冒険者たちの依頼完了報告。




どうやらおっさんさまさまらしく、おっさん自覚はないけど、伯爵って事になってるみたいだから、このさい伯爵専属になりたい!とひそかに話し合っているみたい。


いや、何度も依頼こなしてもらってるし、信用できるからね。


冒険者としてやっていかなくていいのかと聞いてみたら、リスクを考えると断然伯爵専属の方がいいらしい。


皆好きで冒険者になったのではないので、折角伯爵という大貴族とのコネクションが運良く手に入ったのだから、いっそおっさんの身辺警護とか貴族の従者になった方がいいという事に。


いいのかな?そんなんで。




考えとくよと伝えたら、是非にと言われちゃったよ。


しかも、おっさんの店の商品が好評で、おっさんの所にいればこの商品も優先的に手に入る!といった側面もあるようなんだけどね・・・・






明日からいよいよ本格的に店の再出発!


オリアーナと店の話をしたんだけど、トレイナー商会もおっさんの商品を扱っていて、もっと欲しいそうで、現在色々検討中なんだよね。


今検討中なのは、調味料を置いてみるかどうかなんだよね。




以前ここで食事も提供してた時は、香苗ちゃんの料理が大好評で、その時使っていた調味料を売ってはどうかと。


まあ、みそとしょうゆなんだけどさ。


結構問い合わせがあったらしく、試しに置いてみる事になったよ。








・・・・


・・・


・・





「ねえ、ご主人さま♪あたいどう?」


いかん・・・・つい店に置くか検討するのに出してしまった黒のネグリジェ。


オリアーナが着ると破壊力抜群やあ!


「・・・・もう、死んでもいいかも。」


「え?どういう事かな?」


「そんな素晴らしすぎるのを見ちゃったら、もういつ死んじゃっても悔いがないってこと!」


「きゃー照れちゃう♪じゃあ、これはお店に置いちゃうね!」


流石オリアーナ。ベッドの上でも商魂たくましい。




で、その後?もちろんハッスルしちゃったよ!




翌日。


おっさん、メーネアちゃん香苗ちゃん、オリアーナ、十六夜、カトリーンと会議を開いたよ。


あ、エルヴィーラは城にいるんさ。おっさんと結婚するのに準備がいるってね。




おっさん、これから皆がどうしたいか、おっさんがどうするかを話し合おうと思ってね。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る