第99話 三度目のピッコマがらみ。
最初に出したのかこんな疑問。
>何ですか韓国のラノベ的なもののパタンとして、無国籍ファンタジー宮廷物の場合、「皇帝」には「皇后」と「皇妃」両方いる、という設定が割と当然にあるってことでしょーか。
>「公衆の面前で処刑されたヒロイン」なんですな。ヒロインに非があるどうの、ではなく「高貴だったものを晒し者にして処刑」というパタンは…… あまり日本ではやらないなあ、と思うんですよ……
二度目。だぶりの感想も多かったけど、新たに付け加えたのが
>そんで無国籍宮廷だけど、何故かドレスが一定のイメージで描かれている感はあるな。まあそれは日本でもありがちだけど。
>「泉から現れた聖なる乙女」が召喚されてしまった現代人の少女
という疑問。
その後また「ピッコマ独占/韓国マンガの日本語訳」の奴をあえて選んで読んでみたんですが。
あ、ちなみに日本の横読みの奴はデータ量が何なのか、実に読みづらいので滅多に読みません。ほとんどここでは韓国ものの情報収集とかにしてます。であえてアプリも入れてないざんす。
現在進行形で読んでたり、「ここから有料かい」で止めたものの感想ー。
○女性向け
・外科医エリーゼ
死刑→逆行系+お仕事+恋愛。
最初の「死刑が火あぶり」というところに疑問を抱いてしまう以外は面白い。
悪皇后ということで死刑になったエリーゼが一度目の転生で孤独な身の上の現代女子→外科医→飛行機事故→二度目の転生で皇太子との婚約前の時点のエリーゼに再び。そこで過去の悲劇を繰り返さない+医者として生きたい、ということで再出発。
クリミアの辺りで戦争~軍服のデザインから19世紀付近の雰囲気の無国籍宮廷もの。「思った以上に進んでいる」医学だけど予防医学の概念はない。女BJとナイチンゲール要素が入ってる感。医学チートなあたりは韓流ドラマの「チャングム」のアレっぽくもある。
とりあえず読んでいるあたりではクリミア戦役に自分が(前々生では戦死した)兄の代わりに行く、ということで軍人の兄から拳銃の使い方を学んだとこ。
なので話としては面白い。
……なだけに、19世紀的な世界観で「火あぶりで皇后が死刑になる」というのだけがぴんと来ない。
これが中世くらいならまだありだと思うのだけど、19世紀的な時代になあ、と。
・捨てられた皇妃
これは原作ノベルも入っていたので読んでみたけど、疑問に思っていた「ギロチンで公開処刑」がもともとは斧だか剣だかという辺りでちょっと納得。17~18世紀くらいのイメージ。
まあギロチンを使うというのは正直何だかなと思うのよ。あれはフランス革命前あたりに「人道的な死刑」のために作られたものなんだし。まあハリファックスとか似たものはあるから何処にも効率的に殺せる道具というのはあるのかなと無理矢理歴史警察的なものが騒ぐのを押しとどめているんだけど。
無論だからといって「皇族に一度なった者を皇帝の命令で公開処刑」というものは感覚的にはわからない。
日本でも公開処刑ものとしては「ティアムーン」とか「エリスの聖杯」で見たんだけど、前者はまあ革命みたいのが起こってしまって~ という理由なんで見せしめの理由がしっくりくる。後者は「多数の悪事(冤罪)で婚約破棄された女」ということでややニュアンスが違う。何かやっぱりワンクッションある感で、こっちの方がしっくりくる。
あと「水に落ちてきた異世界の娘」を聖女にするというパタンはやっぱりこれかな、と。
・怪物公爵と契約公女
ざまぁ+溺愛系。
そもそも闇の魔力を得る生け贄にするために生まれさせられた主人公。本当に炎の中に入れられてしまった時に魔力を得て、それまでの自分に対する家族の仕打ちにようやく目覚めて復讐を決意。対立している公爵家に自分から養女になることを頼み込む。ここでの「契約」はそのこと。面白い。
「ここまでされればそりゃたとえ自分を産んだ家族でも破滅を願うわ」という理由もあるし。ただ溺愛されるのはご都合かな、とも思う。家族を憎々しく思う気持ちの時の表情や態度は新たな家族の前には出てこないというのが微妙に気になる。
課金が取れたら次を見る、という感じに。
ちなみにこの公爵は女性で軍人。
・かりそめの公爵夫人
逆行+復讐+恋愛?溺愛系。
悪くない。絵がすんなりしていて読みやすい。
召喚士として影で尽くした婚約者のせいでぼろぼろになって死んだ主人公が逆行して、婚約者の目当ては自分ではなく自分の従兄弟だった(笑)ということを知り、自分をいいように扱っていた二人や頼りにならない家族を捨てて公爵のもとに契約結婚を持ちかける。何だかんだで結婚まで至ったあとは温かい雰囲気の中だんだん普通の夫婦に……?
というとこで課金が入ったので止まってる。まあ結婚までの時点で相当ちゃんとした扱いをしてくれ、お互いにいい感情を持ってるので恋愛か溺愛になると思う。
・公爵夫人の50のお茶レシピ
転生+趣味+恋愛系。絵が綺麗。
お茶を入れることが唯一のやすらぎだった社畜な女性が転生したのが、それまで夫とは名ばかり、使用人にも見下されてた公爵夫人だった。
事情を知った主人公は邸内の使用人の掌握やお茶で人をもてなすことで次第にそれまでの公爵夫人の印象を変えていき、それは夫の心も動かし始める……
というとこで課金。
この使用人に対する厳しさが今一つぴんと来ないのが感覚の差だろーか。それ以外は面白い。
・光と影
身代わり+過去持ち系。
他と違って身代わりの結婚をした相手でもやるこたやってるあたりが恋愛メインではない、という感じなのか?
コマ運びが単調なのが微妙なとこなのだけど、話は複雑なもののよう。
ただそのコマ運びと絵、話の流れの遅さ、それに吹き出しのフォントが今ひとつ。
それが大丈夫なら話自体は結構広いものになっているので面白いかもしれない。
のだが、ちょっと脱落。
・ある継母のメルヘン
逆行もの。
自分とそう変わらない子供のいるところに政略結婚で入った主人公。孤軍奮闘してきたけどとうとう継子達から好かれることはなかった……
という過去を逆行して過去の経験を使って仲良く楽しく暮らしていこうという話……
だと思うけど課金来たので無料待ち。
面白いと思う。
・狼女帝ロザリン
北西の帝国の女帝の男妾として召し抱えられた東の小国の第三王子。
どうも狼と女帝は色々関係があるらしいんだけど。
……長い話らしく、まだ全体像が見えづらい。つかみとして最初に彼との仲、立場をはっきりさせるべく展開させた後、女帝の秘密に迫っていく形のよう。
なんだけど展開が遅い…… 判断迷うが、まだ脱落はしていない。
課金きたので無料待ち。
・転生したら悠々自適の皇妃ライフ!?
物語転生+恋愛系。
面白い。ただやはりここで「皇后」と「皇妃」という一夫二妻制になっているのが気になる。
「水に落ちてきた現代の少女が聖女になる」という設定も同じなあたりが、テンプレなのかと思わせる。
主人公はどうせ政略結婚だし皇妃としてあまり責任重くない立場でニート生活するわー、という感覚。だからルートが変わらないように新たに落ちてきた少女のことを気遣ったり何だりしているうちに、結婚して一年全く自分に興味がなかったはずの皇帝が自分にめろめろになってきているとこに戸惑って……
いると、今度は改変の揺り戻し? とばかりに起きる事件。さてどうなるか、というところで課金来たのでストップ。無料待ち。
・私を捨ててください
絵は綺麗。
なのだけど展開が悠長なので、正直細切れで出されると何の話だったか忘れる。
タイトルから話の内容が上手く読み取れないのもwebマンガとしてはちと不利かな、と。
これも課金で無料待ちなのだけど、脱落しつつ。
・真紅のカルマ
転生系。
元米軍の凄腕の軍人が異世界で同じ名の女騎士に転生。
現代で感情を殺した軍人としてやってきた彼女が異世界で気遣われたり友人がいたり…… と新たな感情に心地よさを感じたりしつつ、任務を遂行しようとしている……
つかまだ割とはじめの方なので何とも言えないけど、彼女を全く女扱いしていない現代も異世界も珍しいな、と思ったり。
今後に期待。
・ありふれた転生女子の事情
転生系。
主人公がともかく自信のない子というのがなかなか面白いかもしれない。
が、やっぱりこれもまだ序盤なんで。
・悪女は変化する
「悪女」といわれていた主人公が妹の代わりに他国で恐れられている大貴族の元に嫁いで行く……
んだけど、その悪女と呼ばれていたこと自体、ごくごく真っ当なことをやっていただけという。彼女がいなくなった後の実家が散々になりつつある中、主人公は噂とは裏腹に優しい相手と、周囲の人々の中、ゆったりとした生活。
これも序盤なんだけど、ここまで先にやってくれるとまあ次にくるのは恋愛なのだか、実家や母国からの何とやらなのかさて。
地味に面白いので期待。
・悪女は砂時計をひっくり返す
死刑→逆行系。
悪女と言われ断罪される直前に、自分を愛していると思っていた異母兄妹、特に妹が性根の腐った奴だったことが判明した主人公。
砂時計の力で逆行した後は良い娘を演じまくり、妹を如何に陥れるかに頭を使い、成功していく。
……のだが、砂時計の力に頼りすぎてまずいことになりそうな予感。
全体は短い話なのかも。
○男性向け
・ゴッド オブ ブラックフィールド
アクション系。
……正直言って面白くない(笑)。
フランス傭兵部隊に居た主人公が「日本の少年」に憑依。ただし既に三年経っていた。やはり憑依転生していた仲間が学校の体育教師になっていて、二人でこの「現在」に既に起こっていたことを力や過去の知識でねじ伏せていく。
んだけど。
話の進みがねーーーー!
それとやっぱりこれは言いたい。
日本では高校に給食は無い!
日本ではトンカツは単品では食わない!
……この無理矢理日本名をつけるのよせや、というアレですよ。
それがもっと顕著なのが↓。
・この本は僕の経験値を生んだ
本を読むことで現実での経験値が上がっていき~
という話なんだけど、「書」がものすごく価値があったり、その集まりで使われる「料亭」でもてなしてくれる女性がチマチョゴリだったり、……これで日本名使われるともう違和感だらけで。
いい加減にもうそういうのはよせ、ですがな。それが気になって内容がどーでもよくなるわ。
・俺だけレベルアップの件
ダンジョンがあって魔力とかがある「現代」の話。
一度生まれ持ったレベルは変わることがないはずなのに、主人公だけはどんどん経験値を積んであがって行く話。結構スプラッタ。タイトルが結構のほほんに見えるから注意。
しかしこの「生まれ持ったレベルは変わらない」という現代、というのが…… 邪推させるなあ。
・活字中毒者が大魔道士の後継者になった
これは面白い。
コマ運びとかは単調だし絵も綺麗という訳ではないけど、ともかく読書好きの主人公が体感型RPGの中に「図書館がある」というだけで参加。
読んでいない本を読みたいがためにレベルをあげて行くと、何ってことでしょう、タイトル通り「大魔道士の後継者」になってしまって運営も大変、ということになってる話。
これは期待。
下手に「日常」が出てこない分、日本名になっていてもイラっと来ない。
とまあ、ざっと毎度読んでるものを挙げてみましたざんす。
また課金ストップがかかったら新たな話を読むんですがね、物語傾向が「異世界転生」よりは「無国籍FT」的なものが今のとこ多いのかな、と。あと逆行。そして復讐に容赦が無い。
今後もヲチしてくざんすよ。暇だねー。
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