第60話 韓国カラー版少女マンガを見るときの違和感。

 ……これは単なるまだ感想っーか疑問の段階っーか。


 いや、よく広告で「ピッコマ」経由のカラーマンガって出てくるじゃないですか。

 縦読みの読みにくさにもめげず時々無料部分だけ眺めている(笑)んですが。

 その中でワタシは「捨てられた皇妃」だけ電子で買ってあるんですね。

 ―――で、今日眺めた「転生したら悠々自適の皇妃ライフ」……

 何ですか韓国のラノベ的なもののパタンとして、無国籍ファンタジー宮廷物の場合、「皇帝」には「皇后」と「皇妃」両方いる、という設定が割と当然にあるってことでしょーか。

 日本でよく使うお腹様でない限りは全部同等の「側室」、無国籍FTで出てくるおフランス宮廷流れの実質的妻である、権力はあるし立場として存在するけど換えがききいてなおかつ一応神に背く形である「寵姫」とかではなく「皇妃」という、公式の二番目、という形はやっぱり向こうの感覚なのでしょーか?

 中華FTになると後宮に順番があるのはもう普通なんですが。その場合はまあ、中国古典からとった順番を持ってきますな。

 なのですが、……何だろ。

 違和感。


 違和感その2。

 「捨てられた皇妃」と、あとやっぱりびこぴこ出てくる「外科医エリーゼ」。

 この二つの共通点が、転生(ループとも言えるかもしれんが)前に、「公衆の面前で処刑されたヒロイン」なんですな。ヒロインに非があるどうの、ではなく「高貴だったものを晒し者にして処刑」というパタンは…… あまり日本ではやらないなあ、と思うんですよ……

 これがあるのって、戦国時代の政敵の処刑とかであって、宮廷内とか城内抗争の結果としての処刑って結構内々になるもんじゃねえかな、と狭い範囲では考えてしまうんですが。

 いやまあ、韓流歴史ふうドラマのパタンがそうだから、仕方ないのかもしれないんですが。一度負けた側は晒し者になって~というの。

 しかし文明度と釣り合わない描写なんですよねえ。何だろ。


 あくまで個人の意見です(笑)。


 まあそれ言い出すと、たとえば金蓮花さんの過去の水の都から某国要素があちこちに見られてしまって結構しんどくなってしまうので……

 あれもそう言えば、ヒロインの姉が密通したからって石打ちの刑で殺されてますな。違和感そこにもあったんだけど。絵が儚げで綺麗だったから、どーにも首をひねったんですが。


 まあ違和感と言えば「新暗行御史」にもあったんですがねえ。

 「何で主人公は最後の最後に突っ立ってにらみをきかせているだけなんだ?」とか、「戦いは基本的に自分ではなく山道にやらせなくちゃならないんだ?」とかなー。興味深いとは思ったんですが、やっぱり何処か感覚のずれがあるなーとは思ったという。


 まーようすんに、似たようなもの書いてもバックボーンはやっぱり出てくるというすことかいな?

 韓流現代ドラマでもそういう要素あるのかしらん。謎。

 

 


 

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