23.2
寒い日はヤンが手を握ってくるのだが、どうにもヤンの方が体温が高く、熱を奪ってしまう。今日も寒かったから、ヤンが来る前に暖炉で手を温めてみたら、驚いた後嬉しそうに笑っていた。
ヤンは日常のどんなに小さなことであっても、幸せだと言ってくれる。俺もまた、変わらない日々がこんなにも幸せだと気付くことができた。俺がこうして毎日を笑って過ごせるのは、ヤンのおかげだ。
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