28.12

 今日は特に冷える一日だったからか、ルッツを暖炉の前に連れて行ったら気持ち良さそうに眠っていた。

 最初は俺がルッツを抱っこして暖炉の前に座っていたのだが、いつの間にかヤンがやってきて、それを見た母が父を連れてきて、と気付けば家族で揃っていた。父にルッツを抱っこさせると、まだ緊張するらしく肩に力が入っていた。

 俺もかつてはそうだったのだが、もう懐かしく感じるほど昔のことのように思う。父親として、少しは成長できているだろうか。

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