26.11

 今日はヴィム達をマーケットに見送った。そのまま数日の休みをやったのだが、荷物を取ったその足でマーケットに向かい、酒を買い込んで友人達とパーティーをするらしい。あいつはテオよりも年下で、そんなヴィムを見て若いなと感じてしまう自分がいた。

 歳を重ねることは良いことだ。しかし、自分はもう若くない、無茶はできないと考えてしまうのは何となく切ないものがある。それでも俺はまだ若いと言ってくるのがヤンだし、無茶に巻き込むのがエドとダグだし、変わらず手のかかる弟として叱ってくるのがスティーヴンなのだが。

 だが、あいつらが変わらずに居てくれるのは、俺にとって救いでもあるのだ。

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