27.9

 ルッツは眠くなると抱っこしている俺やヤンに顔を擦り付けるのだが、それがたまらなく可愛い。眠くなった時や甘えたい時の泣き方は穏やかで、その様子も微笑ましいものだ。

 今日はヤンがルッツを連れて俺の部屋に来ている。ヤンは後ろで俺が日記を書くのをみているし、ルッツは俺の膝で眠っている。

 子供体温というのはやはりあって、ルッツを抱いているととてもあたたかい。ずっと膝に乗せていると、膝が汗ばんでくるほどだ。

 二人のあたたかさを、ずっと守り続けたい。

 ヤン、ルッツ。愛してる。

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