16.9
ルッツが生まれてから気付けたことはいくつもある。
以前は、子供が踏ん張る音が小さいものだと思っていた。それなりの距離があっても気付けるものだ。かなしいかな、大抵は俺とヤンの食事中に起こる。その後のおむつ替えは、勿論俺の仕事だ。
自分で寝返りはまだ出来ないものの、ひっくり返せる分おむつ替えもかなり楽になった。蹴られたり暴れられてしまうことはあるものの、ずっと仰向けで寝かせていた頃よりは手早く出来るようになった。俺が慣れたのもあるのかもしれない。ルッツと共に成長できているように思えて、嬉しくなる。
ルッツが生まれてからの生活は大きく変わったが、そのすべてが愛おしくて堪らない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます