範疇外?

「─ 今、8月だよ?」


「雛人形??」


「私なんか…日付が変わった瞬間に片付けてるのに」


「敢えて、通年で飾ってる」


「…何で?」


「結婚出来たら、私の勝ち。」


「でも…婚期が……」


「直ぐに片付けてる、同じ年齢のあんたがまだ独身だから…それは雛人形の呪いの範疇外かもね」


「う。」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る