虚しい読書。

「…本を貸してくれ」


「どんな感じのを?」


「読後、江井に『これ知らないんだ?』って言えるヤツ。」


「─ 言われたんだ」


「何としても俺は、言い返したい!」


「でも、僕の蔵書程度じゃ 多分返り討ちだと思う」


「じゃあ、どうしたら!?」


「そう言う虚しい読書を、止める事がお勧めかな」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る