271~280

思い切り起きてる

「今日も…特に変わった事のない1日だった」


「─ おい」


「何だ?」


「彼女に振られたんだよな?」


「残念ながら」


「駅では階段を踏み外した」


「ああ」


「財布もなくしたんだろ?」


「そうだな」


「変事は…思い切り起きてる気がするのだが?」


「<すべて世は、事はなし> だからな」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る