131~140

いきなりだな


「もし、私が吸血鬼だったら…」


「─ いきなりだな」


「胸に杭を打たれたら、死んじゃうんだよ?」


「安心しろ」


「え?!」


「杭を胸に打たれたら、大概のものは死ぬ。」


「…」


「もしお前が吸血鬼でなくても、胸に杭を打たれて死ぬ事は可能だぞ?」


「別に私、そう言う話はしてないから。」

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