第149話 G
カサカサッ
ビクッ
ガタタンッ
「…見た?」
「見たくない」
…
「冷蔵庫の下行ったよね?」
「知らない」
そー…
…
カサカサッ
「いたっ!」
「いやぁ~~~っっっ!!!?」
ダダダダダダッ!
「逃げるの早っ…」
「見てない見てない見てない見てないぃっ…、アタシは何も見てない゛ぃぃぃ~…」
ガクガク…
ブルブル…
「すっごい怯え様…」
「…そうだ。アタシ、旅に出るわ。…うん、そうしよう。北海道だっけ? …出ないよね? …出ない出ない出ないぃぃぃ」
そろー…
スパンッ!!
シーン…
ふぅ…
「…倒したよー」
「…へ? …ほんと? …嘘じゃない?」
くしゃくしゃ
ぽいっ
パタン
「…厳重に丸めてゴミ箱捨てたから、大丈夫だよ」
「…絶対にゴミ箱から甦らない? 約束できる?」
…
…
「さぁ?」
「お願いだからコンビニに捨ててきてっ!! お駄賃あげるからっ!! マジでっ!! ねぇっ!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます