第140話 ドライヤー

ブォォ…



くしくし



「アンタの髪、だいぶ伸びたね」

「…なぁに~っ? 聞こえな~いっ」



ブォォ…



「だいぶ髪が伸びたねーっ」

「あ~…、切ったほうが良いかな~っ?」



くしくし



「好きにすればーっ?」

「わかった~っ」



ブォォ…



カチッ



「…はいっ、乾いたよっ」

「せんきゅ~っ」



サラサラ



「………」

「…さっきの髪の話だけどさっ、バッサリいくのもアリかな~?」





あー…





んー…



「やっぱり切らないでほしいかなぁ…」

「…ふふっ、はいは~い」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る