第132話 夏祭り編 おめん1

ふっふっふ…



「反撃を開始する…」

「なにも攻撃されてないのに反撃とは…」



くぅっ…



「ここに至るまでの数々の誘惑に…、あたしは勝ったんだ…」

「アタシいなきゃ4回は負けてたけどねぇ…」



フッ



「それもすべて、この時のため…」

「わ~…、カッコいい風なこと言ってるけど中身カラッポだぁ…」



カッ!



「まずは、お面!」

「あぁ…、それは当初の目的だからオッケーかなぁ…」



ドヤッ



「2個買います」

「オッケー違うなぁ…」



びしっ!



「…まずは装備を整えなきゃね」

「…なんでアタシを指差すの?」



ふふふ…



「アンタもかぶる」

「ヤダ」



ええっ…



「もちろんあたしがお金払うからっ、お願いっ」

「なんでよぉ…」



うう…



「あたし1人だけとかアホの子みたいじゃないですか…」

「それを覚悟で買いに来たんじゃないのぉ…?」



ええ…



「それはさすがに…」

「ていうかさぁ…、それは建前でアタシを巻き込んで2つ手に入れたいだけでしょ?」







「正解」

「"正解"言うなっ」

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