第87話 からあげ
ジュワーッ…
じゅるり…
「めっちゃうまそう…、1つ食べても良いですか?」
「い~よ~、なにと交換するっ?」
は?
「そこは味見ということでタダでは…?」
「ふっふっふ…、甘いなぁ…」
むむぅ…
「交換って…、いったい何とさ…」
「ちなみにアタシは手が離せなくて、ものすご~くノドがかわいています」
ピーン
「あー、そういうこと…」
「そうっ! そういうことっ」
ガチャ
トクトクトク…
「はい、お水」
「おしいっ、もっと苦い飲み物が欲しいのっ」
えー…
「麦茶が欲しいなら、最初から言いなよ…」
「麦茶違うっ。色は似てるけど、アルコールがはいった黄色いシュワシュワッ」
…
は?
「まだお昼なんだが…」
「ハイボールでもいいよっ」
いやいや
「たしかにお昼ご飯にからあげをリクエストしたけど、飲もうとは言ってない…」
「あんたのからあげ3個増やしてあげるっ」
…
…
ぐぅ
「…ビール1本」
「…ぃよしっ!」
プシュッ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます