第12話「BKS」
~あらすじ~
記憶を無くしハンターズに仮入隊した颯真。
しかし入隊した次の日に試練が降り掛かる!━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~翌日、男性寮~
颯真「、、、。」
コン「、、、。」
颯真「誰だお前、、、。」
コン「俺はコン。お前は?」
颯真「俺は、、、そう、、、だな、、、。」
名前か、、、考えてなかった、、、。
颯真「ヴィネだ。」
コン「ヴィネ?」
颯真「そうだ。ヴィネ・ハルス。」
コン「宜しくな、、、ヴィネ。」
颯真(他人の名前使っちゃったけど良い、、のかな、、、?)
???(いや良くないよ?)
颯真(!?)
コン「どうかしたか?」
颯真「いや、、じゃあな、俺は自室に戻る。数時間後またな、、、。」
ボウシ「あぁ、、、。」(不思議な奴。)
~自室~
部屋に入り、、、ベッドに腰掛けながら
彼に問いかける、、、。
颯真(さて、、、お前は誰だ?)
???(私?私はね、、、悪魔さ。)
颯真(悪魔、、、?前に居た様な、、、。)
???(多分それとは違うね、、、。)
颯真(う〜ん、、、ん?)
???(お?何かわかったかい?)
颯真(お前もしかしてヴィネ?)
ヴィネ(正解だね!)
颯真(う〜んと、、、ごめんな?)
ヴィネ(まぁ別に良いけどね?)
颯真(それより、、、俺にもソロモンが来るのか、、、。)
ヴィネ(嫌かい?)
颯真(いや、、、そうじゃ無いんだ、、、。昔の記憶に、、、ソロモンの能力を持った奴が居て、、、そいつは、、、。)
ヴィネ(、、、。)
颯真(いや、、、思い出せない、、、。)
ヴィネ(自分の記憶は自分で思い出した方が君の為だしね、、、。)
颯真(知ってるのか、、、。)
ヴィネ(勿論。過去から未来まで、、、
隈無く知ってるよ?)
颯真(そうか、、、。)
ヴィネ(あれ?君は違うんだね、、、?)
颯真(未来を知っても対策の仕様が無い。)
ヴィネ(へぇ〜、、、じゃあ君に一つ教えてあげるよ、、、。)
颯真(!?)
脳内に一つの映像が流れる、、、。
???「『ザーッ!』ッ!!」
????「『ザー。ザー。ザーッ』。」
???「『ザーザーッ!』て、、、。」
????「『ザー。ザー。ザー。』。」
???「『ザー。ザーッ!』ッ!」
????「『ザー、、、ザー、、、。』」
???「『ザーッ!ザーッ!』」
映像が終わった、、、。
ヴィネ(これが私の能力、、、今は不完全。だけど、、、今の君には丁度良い。)
颯真(モザイクや雑音ばかりで余り聞き取れなかったが、、、?)
ヴィネ(その内完全に未来を見る事が出来る様になるからね〜。)
颯真(未来予知て、、、。)
ヴィネ(まぁ良いや、、、それより、、、。今の君に見て貰いたい未来が一つ、、、。)
颯真(また?)
ヴィネ(まぁまぁそんな事言わずに、、、
君の、、、少し先の未来だ。)
颯真(少し、、、先?)
ヴィネ(君はこの世界に変革を齎そうと
してるけど、、、ぶっちゃけ今の君じゃ
無理だね、、、?)
颯真(なんでだ、、、?)
ヴィネ(君も分かってると思うけど、、、今の君は明らかに弱い、、、いや、、、と言うよりは、君としての強さが欠けてる状態。)
颯真(どう言う事だ?)
ヴィネ(君はこの世界に来るまでに何人の
人格を保有していた?)
颯真(エミカ、セリアン、天使みたいな奴、悪魔みたいな奴、騎士みたいな奴、時間を操る奴、白い奴、黒い奴、、、かな?)
ヴィネ(うんうん、、、名前は出てないけど大体覚えてるね、、、?)
颯真(まぁ顔がクレヨンでぐちゃぐちゃに
塗りたくられた様に見えないんだが。)
ヴィネ(成程、、、。)
颯真(でも何処に居るか分からない。)
ヴィネ(それなら、、、私の未来予知だと、ハンターズに居る間に出会うと思うよ?)
颯真(え?)
ヴィネ(次は、、、そうだね、、、数分後に起こる何か、、、かな?)
颯真(直ぐか、、、短!?)
ヴィネ(仕方ないでしょう?ハンターズには研修期間があるんだから、、、。)
颯真(研修か、、、バイトかな?)
ヴィネ(いや、、、違うと思うけど。)
颯真(ですよね〜。)
ヴィネ(それより早く行かなくて良いの?)
颯真(あっ、、、。)
時刻は予定の十分前に迫っていた。
颯真(やべ、、、。)
急いで支度をして訓練所に走る。
颯真(遅刻しそう、、、。)
扉を開いて勢い良く寮を飛び出す。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~HAT隊長~
颯真(危なかったぁ〜、、、。)
???「やぁ、、、君が、、、。」
颯真「ヴィネです。宜しくお願いします。」
HAT「私はHAT。この部隊のリーダーだ。」
颯真「宜しくお願いしますHAT隊長。」
HAT「さて、、、君の少し前に二人新入りが入ったんだが、君もそこに入って一緒に訓練して貰う。良いね?」
颯真「はい、分かりました。」
そう言われ、新人隊員の元へ走る。
~訓練~
コンコン、、、。
階段を上がり、扉をノックして中に入る。
颯真「失礼します、昨月仮入隊しました、
エゾオオカミのヴィネ・ハルスです。」
????「入ってどうぞ?」
ガチャン。
コン「お?お前は、、、。」
颯真「おぉ!コンじゃねぇか!」
????「何々?2人とも面識あるの?」
颯真「寮のお隣同士だ。」
????「成程、、、私はコヨーテ!ヴィネだっけ、、、?宜しくね!」
颯真「宜しくな!コヨーテ!」
コヨーテ「私も新人なんだけど、、、まぁ
そんな堅苦しい事は止めて、、、。」
コン「隊長はどうしたんだ?」
颯真「さぁ?何かありそうな顔してたが、、嫌な予感しかしないのは俺だけか?」
コヨーテ「う〜ん、、、。」
その時ッ!颯真に電流(勘)が走るッ!
颯真(ハッ!?)
コヨーテ「どうかした?」
颯真「ちょっと用事が出来た。」
コン「??」
颯真「直ぐ戻るから待ってろ。」
扉を開け、二階の柵を飛び越え降りる。
コン「なんて身体能力だ、、、。」
コヨーテ「私でも出来ないね、、、。」
颯真(これもお前の未来予知通りか!?)
ヴィネ(そうだね、、、。)
颯真(どんな未来だ!?)
ヴィネ(HAT隊長が死ぬ未来だね、、、。)
颯真(何!?)
ヴィネ(君の知っている二人によって、、、HAT隊長は殺される、、、。)
颯真(尚更止めなきゃな、、、。)
~走って数分後~
ヴィネ(あっちに居るよ!)
颯真(居たァッ!)
そう、、、そこには、、、。
?????「ハァッ!」
???「フハハハハハッ!」
颯真「お前らは、、、ッ!」
???「?」
?????「、、、。」
颯真「ラファエルと、、、サタンッ!!」
ラファエル「来たか、、、。」
サタン「ふむ、、、頼もしい。」
HAT「逃げるんだ!君では、、、ッ!」
颯真「待て。」
ラファエル「、、、。」
サタン「、、、。」
二人は攻撃をやめた。
HAT「これは、、、?」
颯真「何故お前らが人間を攻撃しているのか分からない、、、だから一つ質問をする。」
サタン「何だ?」
颯真「何故人間を攻撃した、、、ッ!」
ラファエル「お前も知っての通り、この組織はセルリアンの根絶を謀っている、、しかしセルリアンが悪いとは限らない訳だ、、、。なのにこの人間は、、、和解とか対話を
しようとしない、、、ッ!だから、、先ず
一番上を潰せば消える、、、。」
颯真「そんな浅はかな理由で攻撃したのか?お前は、、、ッ!」
ラファエル「そうだ。」
颯真「人を殺して、、、世界が平和に
なる、、、?違うだろッ!?」
ラファエル「!?」
颯真「世界は武力によって平和にならない!今起きている戦争もッ!お前はテロリストを殺せば平和になるって言ってる様な物なん
だぞ!!?そんなのおかしいッ!セルリアンとだって対話は出来るッ!」
ラファエル「確かに、お前の能力ならできるかもしれない、、では能力を持たない人間はどうするのだ?どの様にして対話をする?」
颯真「それは、、、ッ!」
ラファエル「お前の言っている事は少からず正しい。だが、、、お前は力無き者の気持ちを分かって居ないッ!!」
颯真「、、、ッ!」
ラファエル「俺は皆が平和に暮らせれば、、それで良い、、、。」
颯真「、、、。」
サタン「ふん、、、。」
槍を投げ付ける。
HAT「ッ!!」
颯真「隊長ッ!」
HAT「グッ、、、私の事は良いッ!早く他の隊員に、、、ッ!」
颯真(なんで、、なんで俺達は争わなくちゃいけないんだ、、、ッ!こんなのおかしい!なんでだッ!!クソ、、、ッ!!)
ラファエル(何だ、、、雰囲気が、、、。)
颯真「俺は、、、皆を護りたい、、、ッ!!だから、、、俺は、、、ッ!」
ラファエル「、、、ッ!」
颯真「自分を、、、創るッ!」
ラファエル「何!?」
颯真(エミカ、セリアン、行けるな?)
エミカ(勿論!)
セリアン(あぁ、、、。)
颯真(ユニオンフレンズ、、、起動ッ!!)
キュイィィィィィィィィィィィィィィンッ!
体内から湧き出てきたセルリアンは、颯真の装甲となり、ユニオンフレンズとなったッ!
HAT「君は、、、一体、、、!?」
颯真(思い出した、、、これまでの戦いの
記憶が、、、俺は、、、皆を救えるッ!!)
エミカ(うん!)
セリアン(あぁ、、、。)
ラファエル「その能力、、、?」
サタン「初めて見たぞ、、、?」
颯真「ユニオンフレンズッ!目標を、、、
駆逐するッ!!」
キュイィンッ!
ラファエル「その程度の速さ、、、何!?」
瞬時に背後に回り込み、蹴りを入れる!
ガンッ!
ラファエル「グッ!!」
颯真「ハァァァァァァッ!!」
そのまま地面をスライドする様にしてサタンにエネルギーガンで攻撃するッ!
サタン「グッ!」
HAT(なんて強さだ、、、。)
颯真(これは、、、ッ!)
エミカ(この動き、、、ッ!)
セリアン(踊っているのか、、、?)
颯真(この気持ち、、、これは、、、?)
HAT(今の内に、、、。)
自分の応急処置をする。
颯真(行けるッ!!)
ラファエル(何だ、、、この強さ、、、天使の俺には無い強さがお前には、、、。)
颯真(そろそろか、、、ッ!行くぞッ!!)
エミカ(分かった!)
セリアン(後は私達に任せろ、お前はお前の信じた道を進めッ!)
颯真(分かった、、Re:connect aliveッ!)
聖なる光が、、、三人を包み込んだ、、、。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~対話~
颯真(懐かしい、、、まるで、、、久しぶりにここに来たみたいだ、、、。)
????「来たか、、、。」
???「その様だ、、、。」
颯真「お前らは、、、クロノスにオルス、、なんでここに、、、?」
クロノス「君はこの前の出来事を覚えてないのか、、、?」
颯真「さっぱり。」
クロノス「、、、。」
そこに、、、二人が歩いてきた。
ラファエル「やはり以前の力は失われて無いみたいだな、、、?」
サタン「面倒な事をさせおって、、、。」
颯真「あれ?」
オルス「皆、颯真の為に尽力していたのだ。そしてこの通り、、、。」
モルペウス「僕の事は完全に忘れてしまったみたいだね、、、。」
颯真「いや〜、、、その、、、ちょっとだけ覚えてた、、、かも?」
モルペウス「はぁ、、それよりどうするの?後二人、、、居ないけど?」
颯真「そうだな〜、、、あいつらか、、、。黒い方がな、、、わからん。」
エミカ「白い方は逆に分かるの?」
颯真「いや、単に予測出来るってだけだ。」
セリアン「ふむ、、、では二人に分身すれば効率が良いのでは、、、?」
颯真「最低限エミカとセリアンは俺の方に、あとは、、、そうだな、、、。」
ルシファー「僕も居ますよ、、、?」
ヴィネ「私もだ。」
颯真「今更だけどさ、、、。」
エミカ「?」
颯真「人格多くない?」
エミカ「それ僕も思った。」
颯真「だってさ、、、俺を含めて、、、
十二人居るんだぞ?だったら三人に分身した方が良いよな、、、?」
セリアン「その方が円滑ではある。」
サタン「ふむ、、、ではどの様に、、、?」
颯真「さっき言った通り、俺、エミカ、
セリアンに加えて、ルシファーだな。」
ルシファー「僕、、、ですか?」
颯真「そうだ。」
ルシファー「、、、。」
颯真「大丈夫だ!何とかなる。」
ラファエル「では次は?」
颯真「ラファエル、サタン、オルスの三人で最後の三人が、、、。」
ヴィネ「私達、、、と言う訳だね?」
クロノス「成程、、、。」
モルペウス「神組だね、、、。」
ヴィネ「私は悪魔だが、、、?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
❊ここでおさらい!
彩月『皆の服装を確認するぞ?』
颯真(人間)
エゾオオカミの男性バージョン
・特徴
体は男性。スカートが色、柄はそのままに、ズボンになった。洋服が少しだけボロい。
エミカ(エゾオオカミ)
フレンズ
・特徴
普通のエゾオオカミの毛皮。
セリアン
人型セルリアン
・特徴
男性か女性か、どちらか分からない体つき。
両性用の洋服(水色)を着ている。
ラファエル(アルビノオウギワシ)
最高位の大天使
・特徴
色白で白髪、瞳も白い。服装は制服姿。 白Yシャツに赤ネクタイ、黒い上着にズボンでそれにベルトがありシャツの背中に穴が
空いていてそこから羽を出す。
サタン(メラニズムケープライオン)
地獄を仕切る最高位の悪魔
・特徴
色黒で黒髪、瞳も黒い。服装はラファエルの色違い。黒シャツに青ネクタイ、白い上着にズボンでそれにベルトがある。勿論サタンも同じくシャツの背中に穴が空いていて、そこから悪魔の翼を出す。
オルス(神国の使い)
最高神ゼウスに仕える騎士
・特徴
黄金の瞳を持っていて銀髪。
鍍金の鎧を着ている、、、ただそれだけ。
近い鎧は某TCGの合神竜かな?
クロノス(エゾオオカミ?)
時の神
・特徴
時の神であり、右に白い天使の翼、左に黒い悪魔の翼を持つ。服装は颯真と色違い。
全体的に白が多く、アクセントに黒がある。
これも背中に穴があり、そこから羽を出す。
ルシファー(天使?)
・特徴
体格は幼稚園児、服装も子供用で例えるなら一期のかばんの様な感じ。
モルペウス(ニホンオオカミ)
夢を司る神
・特徴
ニホンオオカミの毛皮を着ていて右手首には銀のブレスレット、左手にはイタリア語で『夢を見た者達』と名打っている本を所持
している。
ヴィネ(タイリクオオカミ)
ソロモン72柱、番号、45番、ヴィネ
・特徴
タイリクオオカミの毛皮を着ていて右目から右頬にかけて、蛇の刺青があり、右目は黒く変色している。また、その黒くなった瞳に
ヴィネの紋章が浮かび上がっている。そして背中に翼は無いので穴は無い。
アル(??のフレンズ)
フレンズ
・特徴
肉体的容姿は肌が色白で白髪、動物の個体
としては、アルビノ個体の特徴を持つ。
フードと袖がグレーのパーカーとデニムの
ハーフパンツにグレーのレギンスを着ていて髪は銀の長髪(肘の所)目の色は澄んだ銀色。
メラ(??のフレンズ)
フレンズ
・特徴
肉体的容姿は肌が色黒で黒髪、動物の個体
としては、メラニズム個体の特徴を持つメラはアルの色違いを着ていて、ラフさが目立つ目は澄んだ黒色。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
颯真「よし!じゃあ行くぞッ!」
皆「おーッ!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~三体分身!?~
颯真「さて、、、久しぶりに分身したけど皆大丈夫か?」
ラファエル「あぁ、大丈夫だ。」
ヴィネ「勿論大丈夫だよ?」
HAT「!?」
颯真「よし、じゃあ行ってきてくれ。」
ラファエル「分かった。」
ヴィネ「私達は、、、?」
颯真「そうだな、、、、ラファエルの援護をしてくれると助かる。」
ヴィネ「分かった。」
そうして二人は森の中に去って行った。
HAT「君は、、、一体何者だ、、、?」
颯真「え?俺?俺は、、、、何だっけ?まぁ普通のフレンズでは無い事は確かだ。」
HAT「とりあえず今日は訓練を受けて寮に
戻ってくれ。」
颯真「分かりました。」
~初期訓練~
颯真(さて、、、あいつらを探している内に訓練をするか、、、。)
二階の扉を開けて、二人の無事を確認する。
ガチャ。
颯真「ただいま〜、、、!?」
コン「おかえり、、、!?」
コヨーテ「え!?」
コン「お前、、、なんでそんなに泥だらけ
なんだ、、、?」
コヨーテ「何処かで転んだの?」
颯真「いや、ちょっとな。」
コヨーテ「??」
颯真「それより早く訓練しよう。しないと
正隊員になれないからな。」
コン「そうだな。」
三人は外に出て訓練を始めた、、、。
~訓練後~
コン「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」
颯真「ハード過ぎ、はぁ、はぁ、はぁ。」
コヨーテ「もう、、、無理、、、。」
ドサッ。
颯真「うわぁ、、、ここから寮に戻るのかよマジ辛たん、、、疲れた、、、。」
ボウシ「さっさと帰るぞ、、、。」
颯真「コヨーテ、、、。」
コヨーテ「分かったよ、、、。」
三人はそれぞれの寮に戻った、、、。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~風呂へ~
颯真「あ"ぁ"〜疲れた、、、。」
クタクタの状態で椅子に座る。
エミカ(見た感じハードそうだったから、、僕がやったら死んじゃう、、、。)
セリアン(私でも無理そうだな、、、。)
ルシファー(なら僕はもっと駄目ですよ。)
颯真(あ、、、風呂だ。)
エミカ(え?風呂?)
セリアン(風呂とは、、、?)
ルシファー(ふふふ、、、風呂ですか!?)
颯真(あちゃ〜、、、どうしよ、、、。)
エミカ(風呂なの!?)ウキウキ
颯真(エミカ?お前は駄目だ。)
エミカ(´・ω・`)<ショボーン
ルシファー(僕も、、、ですか?)
颯真(お前も。)
ルシファー(´・ω・`)<ショボーン
セリアン(という事は、、、?)
颯真(お前もだ、、、すまん。)
セリアン(–_–)<ウーム
颯真(じゃあ、、、そうだな、、、物置に
擬態して隠れてくれ、、、。)
セリアン(分かった。)
颯真(皆もセリアンと一緒に頼む。)
エミカ(分かった。)
ルシファー(分かりました。)
~移動~
颯真(久しぶりに一人になったな、、、。)
着替えとタオル等の風呂用具を持って行き、
別の建物にある大浴場に向かう夜道、、、。
颯真(ん?)
森林の影から誰かが見ている、、、。
❊因みに今の颯真は人間です。
颯真(誰だ、、、?)
気にはしつつ通り過ぎ様とした、その時ッ!
????「ハァッ!!」
颯真「!?」
寸手の所で回避し、距離を取って警戒する。
颯真(何だ、、、ッ!?)
????(避けられたか、、、。)
颯真「誰だッ!」
????「、、、。」
颯真(見た感じだと、、、悪魔か?)
????(こいつも、、、ッ!)
颯真(月明かりでは良く分からないが、、、狙いは俺か、、、?)
互いにジリジリと、、、。
????(こいつも、、、ハンターズッ!)
颯真(何かまずい、、、ッ!)
????「ハンターズは、、、敵ッ!!」
颯真「!?」
彼女は、、、、槍を持っていて、、、大きく振り回している、、、。
颯真「ウワッ!!」
ギリキリで回避する!
????「身体能力は良いみたいだが、、、私の力を甘く見すぎだ、、、。」
颯真「目的は何だ、、、ッ!」
????「、、、。」
颯真「何故だ、、、ッ!」
????「お前には分かるまい、、、ッ!」
颯真「分からない、、、だと、、、?」
????「次は殺す気で行くぞ、、、。」
そう言った彼女は、、、闇に消えた、、、。
颯真(何だったんだ、、、。)
そのままの足取りで大浴場に向かう。
~入浴~
大浴場の玄関口を開けて、中に入る。
中は木目調で、温かみを感じる。
颯真(THE日本の風呂って感じだな、、。)
するとその後ろから、、、。
コン「、、、。」
颯真「ん?やあコン。」
コン「え、、、?お前誰?」
颯真「え?ヴィネだが?」
コン「姿変わりすぎだろ!?」
颯真「今は人間だからな。」
コン「え?」
颯真「まっ、そんな事より早く風呂入ろ。」
洋服を脱ぎ、腰にタオルを巻き、大浴場の扉をガラガラと開けて中に入る。
コン(お前一体何者だ、、、?)
身体を洗った後、風呂に入る、、、。
温度は心地好い、、、気が抜ける、、、。
颯真(温かいなぁ、、、それにしても広い。前は大人数で使っていたのか、、、?)
そこに、、、。
ガラガラガラガラ、、、。
コン(はぁ、、、疲れた。)
同様に体を洗い、風呂に入る。
颯真「なぁコン?」
コン「何だ?」
颯真「他の隊員はどうして居るんだ?」
コン「知らねぇよ、、、。」
颯真「まぁ他の所に風呂あったけど。」
コン「そこ使ってるんじゃねぇの?」
颯真「かもな、、、。」
コン「しかし新隊員が俺達だけだとはな。」
颯真「あぁ、、、。」
コン「パークは人気なのにハンターズは人員が少ないんだよな、、、。」
颯真「まぁ良いじゃねぇか、、、これから
きっと頼もしい隊員が来るぜ、、、?」
コン「そう簡単に来るか、、、?」
颯真「わからんが、、、。」
コン「さて、、、そろそろ出るか。」
颯真「だな。」
二人は風呂から出て、体を拭き、着替えた。
~帰り道~
二人は街灯に照らされた夜道を歩いていた。
颯真「ふぁ〜、、、あぁ、、、。」
コン「なぁ。」
颯真「何だ?」
コン「お前のTシャツに書かれてる、、。」
颯真「あぁ、これ?」
Tシャツには『I am a pacifist.Please stop the fight.』、、、と書かれていた。
コン「なんか矛盾してないか、、、?」
颯真「そうかもな、、、。」
二人は寮に戻り自室のベッドで眠りに着く。
~夢~
颯真(ふぅ、、さて、これからどうしよう、ハンターズにはまだ正隊員になれないし。)
エミカ(う〜ん、、、。)
颯真(このまま訓練をした方が良いのか、、或いは、、、。)
セリアン(ハンターズを脱して探しに行くかどうか、、、。)
颯真(現状はまだ脱しない方が良いな、、、だってどこに居るか分からないからな。)
と、、、そこに。
ラファエル(お〜い!)
サタン(ふん。)
オルス(只今戻りました。)
颯真(お?中間報告か、、、。)
ラファエル(残念だがこっちにはいなかった訳だが、、、手掛かりは見つけた。)
颯真(どんなのだ?)
ラファエル(サンドスターロウだな、、、
それがここから真反対の位置にある。)
颯真(成程、、、メラのか、、、じゃあアルの手掛かりは、、、。)
ヴィネ(今戻ったよ。)
モルペウス(粗方探し回ったけど、、、一行に見つかる気配が無いね、、、。)
クロノス(しかし高濃度のサンドスターが
そちらとは真反対にある。もしかしたら。)
颯真(だな、、、じゃあ見つけた所から
続けて捜索してくれ。じゃあ頼んだ。)
六人は消えた。
颯真(さて、、、寝るか、、、。)
エミカ(おやすみ、、、。)
セリアン(おやすみ。)
ルシファー(おやすみなさい。)
こうして夢が終わり、朝が来る、、、。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~翌日、、、からの時間が飛びすぎィッ!~
颯真「ふぁ、、、あぁ、、、。」
時刻は午前7時、、、普通に朝だ。
颯真(普通に起きたが、、、今日は何か
あったっけ、、、?)
ファイルの中の予定表を見る、、、。
今日は勉強をする日だ、、、。
颯真(やっべ、、、今日勉強する日だった。理科以外そんなにわからん、、、。)
すると、、、机の上に手紙が、、、。
颯真(何だ、、、?)
手紙の封筒には、颯真(ヴィネ)名義で
書かれていた。内容はこうだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
背景、ヴィネ・ハネスへ。
今日は勉強の日だ。朝食を取ったら、
9:00に教習所へ来てくれ。
それが終わったら後は自由だ。
宜しく頼む。
byHAT隊長
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
颯真「、、、。」
綺麗に折りたたんで仕舞った。
颯真(仕方ない、、、バックの中探すか。)
ガサガサ、、、。
颯真(え、、、?)
バックの中は二本の鉛筆と消しゴム、それとメモ書きが、、、。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
颯真へ。
ハンターズに勉強する時があるみたいだから最低限の勉強道具をお前の鞄に入れといた。
勉強頑張れよ?
ps Cm(1). Nb(2). Fe(2). Ni(3). Pm(2)。
???がお前を狙っている。
by彩月
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
颯真(お前の本名は書かなくて良いんだが?それに、、、なんだこれ、、、軽く謎だな。ん、、、?まぁ気にしないで置こう。)
❊因みにこれは霊夢の本名だぞ!
現実の本名は違うよ!
颯真(まぁ良いや、、、とりあえず支度して行くか、、、。)
支度をして寮から出た、、、そして教習所へ向かい、歩き出す。
~教習所~
颯真(着いた、、、ここが教習所か、、、。他のフレンズも居るみたいだ、、、。)
硝子の扉を押し開けて、中に入る。
キィ、、、ガチャン、、、。
颯真(やけに古めかしいな、、、。)
そこには昭和を想わせる様な物が沢山あり、『教習所』と言うには古すぎる。
颯真(俺の座る席は、、、。)
部屋にはコンとコヨーテが居た。
コン「お、ヴィネも来たか。」
コヨーテ「おはよう!」
颯真「2人ともおはよう。」
HAT「皆来たな?じゃあ始めようか。」
内容は至って簡単。セルリアンの特徴とその性質を覚えるだけ。そして、、、時は経ち。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~半年後~
颯真(遂に、、、遂に正隊員になった、、、長かったな、、、。)
エミカ(そうだね、、、。)
セリアン(一度死にかけたけど、、、。)
ルシファー(何とかなりましたね、、、。)
颯真(さて、、、今日からパークの見回りとセルリアンの駆除だが、、、。)
セリアン(勿論駆除ではなく吸収した方が
明らかに早い。見られない様に頼む。)
颯真(分かってる。)
長い時をかけて、物語は始まる、、、。
次回に続くッ!
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
~後書き~
長い、、、こうでもしないと間に合わない、したい事が沢山あるから、、、。
次も多分かなり長い、、、かも?
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