第17話

「みんなも噂は耳にしていると思うが

9月から新しいシステムが導入になる。

そのためしばらくの間

専門チームを作ることになった。

期間は翌月5月から一年間。

通常業務をこなしながら動いてもらうことになる。

業務内容は新システムの対応マニュアルだ。

我々がわからなければ

現場の仕事が止まってしまう。

それでは、システム導入の意味がない。

よりスムーズに快適に使用してもらえるよう

最善の準備をしていきたいと思う。


ということで

メンバーを発表する。」


会議室がざわめく。

メンバーに入ればおそらく休む暇もない。

だが、メンバーに入れれば

今後の大きな実績になる。

何をとるのか。

それぞれが胸のなかで自分に問いかける。

自分の欲に踊らされる。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る