また昔の話(受賞したときって連絡来るの?問題について)

 こんにちは、nnsです。


 というわけで(?)。色んなところを徘徊していると、「受賞したときって事前に連絡来るの?」という疑問が散見されます。

 これ、私も同じようなこと思ったことあるんですよね。なので、僭越ながら自分の経験を残しておこうと思いました。


 結論から書きますね。

 受賞したときは連絡がきました。

 でも来ないこともありました。


 なんか色んなパターンを知っているように見えますが、そんなことないです。私の受賞経験は、WEB小説の中で面白い作品を選ぼう! という趣旨で開催されたWEBアマチュア小説コンテストと、第2回百合文芸小説コンテストのみです。

 前者は選出するだけで、賞金や書籍化などの展開はありません。ただ、これ面白いね! とプロの先生方が選んで下さるものです。

 運営の公式ツイッターで、特別賞受賞、といきなり自分の作品名が挙がり、「!!!?!??!?」となったことを覚えています。出版社が絡まないというか、個人が開く賞にしては規模がかなり大きかったですが、ノリ的にはそんな感じだったのかも。


 そして百合文芸。こちらは様々な賞が用意されていて、その賞によって書籍化検討、短編集として小冊子掲載(アニメイトやゲーマーズ等で頒布)、百合姫(百合専門漫画雑誌です)に本編掲載、百合姫にてコミカライズ、と色々な分岐があります。

 こちらは事前に連絡が来ました。中間が発表されてから2週間ほどですね。「え!? 早っ!」と思いました。まだ中間に残った余韻に浸っているところでしたので。最終選考結果は百合姫の紙面にて発表! ということでしたが、それはあくまで、公の発表が、ということですね。なのでそれまではシークレットです。

 まぁ、選んでおしまいではなく、副賞などの関係もありますし、事前の連絡は必須だと思います。私が選ぶ側でも怖いですもん。紙面で発表してから、「あ^^受賞辞退します^^」とか言われたら。辞退するなら応募すんなって感じですが、他で先に書籍化の話が来てたりするパターンもあるでしょうしね(百合文芸に限って言えば、第2回は短編のみの募集だったので、その可能性も限りなく低いですが)。

「お前受賞してるやろ」「してません。あなたこそ怪しいです」と、中間通った人達の間で百合文芸人狼が始まったのは面白かったですね。でも、当然ですが、誰も「はぁい^^ 受賞しましたー^^」なんて言いません。っていうか言ったら剥奪です、多分。


 この経験から、私は受賞後、書籍化やら何かしらの展開がある賞に関しては事前に通達があると思ってます。私はされませんでしたが、「盗作じゃないよね?」という確認をされることもあるとかないとか。

「どうせ中間発表される頃には受賞作品も決まってて、本人に連絡が行ってるんだ……」という意見もたまに見かけます。その時点で受賞作品が決まってるかどうかは選考側のみが知ることとして、少なくとも私の場合は、中間発表の時点では連絡は来てませんでした。ご参考にどうぞ。



 ****


 余談ですが、こちらの過去のエントリーでもチラっとご案内しているように、私は小冊子に掲載していただく賞でした。で、掲載用の原稿を送るように言われたんですね。〆切が5月と言われていたので、4月くらいから動きだそうとのんびりしてました。


 そして3月のある日。「〆切の日付が間違ってました。5月じゃなくて3月でした」と連絡を頂きました。

 会社で吹き出さないようにするのが大変でしたね。なんでって、連絡頂いたのが〆切当日だったので。多分、「今日〆切なのに提出少なくないか?」と思って送信したメールをご覧になったんでしょうね(笑)

 その日仕事だった私は、家に帰ってから慌てて原稿を用意して送りました。あ、もちろん、「こちらの手違いなので、今日中とは言いません、いつ頃できそうですか?」みたいな感じの言い方でしたよ、横暴な感じじゃなく。でも、待たせるほどの原稿でもないと思ったので、その日のうちに送っちゃいました。まさか受賞の連絡を頂いた時よりも大きく驚くことが起こるとは思ってませんでしたね。

 今となってはいい思い出です。あのバタバタした日から、そろそろ1年経つんだなぁと思うと、時の流れの早さに、少し怖くなります。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る