霧の魔法使いは黒騎士の花嫁

葉月透李

主な登場人物

*出てくる主要キャラクターの情報をまとめています。

この人誰だっけ……? みたいなときに活用していただけたらと思います。


ネタバレが若干あるため、ネタバレを避けたい方は25話後に読むことをおすすめします。なお、本編になかなか出てこない情報を書いているキャラもいるので、そちらも楽しんでもらえると嬉しいです。







フィーベル・ファクナー


十九歳。プラチナの長い髪にラズベリーのように赤い瞳。少女。

魔法兵。扱える魔法は「霧」。自分を拾って場所を与えてくれたクライヴには絶対忠誠。魔法のみならず剣術や体術も習得している。その実力は他の魔法兵よりも引けを取らない。人との交流は仕事くらいだったので(しばらくクライヴによって隠されていたため)、少し疎いところもある。性格は基本的に穏やかで純粋だが、仕事になると顔が変わる。かなりスタイルがいいが本人は分かっていない。



シェラルド・タチェード


二十五歳。黒い短髪に金色の瞳。青年。

騎士。第一王女であるエリノアの側近兼、騎士団の一つの隊の隊長も任されている。真面目で頭が固く、いつも真顔なので周りから怖がられることが多い。だがとっつきにくいわけではなく優しいところもあり、面倒見がいい。そのせいで仕事仲間からは毎日のようにいじられており、日々頭を悩ませている苦労人。花嫁になったフィーベルに対し、色んな意味で素直過ぎるところに少し手を焼いている。



クライヴ・イントリアンス


二十五歳。さらさらの金髪に青い瞳。青年。

第一王子。騎士団や魔法兵団、他国との交流など、いろんな仕事を現国王の父から任されている。フィーベルを拾い、場所を提供した。いつも穏やかな笑みで優しい王子と名が高い。常に臣下たちのことを考え、同じ目線に立とうとしている。王子としての責任は十分に理解し、時として遠くを見つめることも。フィーベルとシェラルドのことを気に入っている。



マサキ・サウズダス


二十八歳。黄土色の長い髪。同じ色の細い瞳に小さい丸メガネ。青年。

第一王子に仕える文官。かなりの切れ者で優秀。フィーベルに対して皮肉を言うことが多い。クライヴの一番近くにおり、彼の状況や責任を共に背負い、支えている。



アンネ・ロディニアン


十八歳。ふんわりとした茶の髪。橙茶色の瞳。少女。

城のメイド。第一王子の世話係の一人。若いがてきぱきと動いては仕事をさばく。かなりの美貌の持ち主で男性によくモテているが、本人は自分に近付いてくる男性を毛嫌いしている。フィーベルとは城に来た頃からの仲。年上に対してもはっきり自分の意見は言えるほど度胸がある。



ヨヅカ・シティ


二十五歳。亜麻色のふわふわとした髪に同じ色のたれ目。青年。

騎士。シェラルドと同期でエリノアの側近であり、シェラルドの隊の副隊長。騎士団に入隊してからシェラルド共に筆記、実技共に上位で切磋琢磨してきた。シェラルドをいじれる人の一人。基本的に優しくていつもにこにこしている。



エリノア・イントリアンス


十四歳。くるくるの金髪の巻髪に大きい青い瞳。

第一王女。クライヴの妹。シェラルドやヨヅカなど、よく知っている相手に対しては我儘でまだ幼い。だが人前では大人のような対応もできる。王女としての自覚はあり、陰ながら努力している。



ガラク・バンカー


五十代。焦げ茶の髪に同じ色の瞳。男性。

騎士。騎士団の一つの隊の隊長。横にも縦にも大きい図体を持っている。いつも豪快に笑っては部下やシェラルドを困らせる。人を引っ張るのが上手いが、事務処理は苦手。それも含めてシェラルドに丸投げすることが多い。文句を言いながらもやってくれるシェラルドはもちろんのこと、若者たちと話すことが好きだったりする。機械に少し疎い。愛妻家。



ヴィラ・ブルーリア


二十三歳。紫色の短い髪。同じ色の瞳。女性。

魔法兵。扱える魔法は「風」。魔法兵団の一つの隊の隊長。女性初の隊長でもあり、自在に操れる魔法の実力なども含めて評価されている。明るくてあっさりしていて男勝り。魔法を使うのは大好きだが、机仕事が嫌いで副隊長であるエダンにほとんどやらせている。普通魔法兵団は十八歳から入団可能だが、あまり考えずに入団試験を受けたら受かってしまい、最年少で入団した(試験を受けたのが十六歳)。



エダン・ルーシー


三十三歳。焦げ茶の短い髪色に、ブルーベリーのように深い藍色の瞳。青年。

魔法兵。扱える魔法は「催眠」。実はヴィラの教育係で、その実力に期待して隊長になるように説得し続けた忍耐の人。性格は優しくてしっかりしており、騎士団と魔法兵団を上手くつないでいる。医師免許も持っており、非常に頭がいい。人柄も良く、男女問わず好かれている。年齢的に「いつになったら結婚するのか」と散々上官から言われているが「仕事優先」と全て断っている。



アンダルシア・シェパーツ


五十代。長い青銀色の髪に新緑色の瞳。男性。

魔法兵。魔法兵団の一つの隊の隊長。ガラクと同期。風貌がかなり若くて美しいとよく言われている。仕事はできるが大体のんびりしている。それなりに重要な仕事も任されている人物。



イズミ・エドウィン


二十歳。黒に近い藍色の髪に、ラピスラズリ色のつり目。青年。

魔法兵。扱える魔法は「水」。ヴィラの隊の隊員。魔法の能力が高く、魔法兵団に入団したときから周囲から期待されている。口数が少ない。その無駄なことを言わないしない凛とした姿に、女性からの人気が高い。会話を短くしたいがために年下にもため口を求める(一部例外あり)。一度大切にすると決めたものは生涯守り続ける性格。

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