第40話 ミス•トキ乙女殺人事件

 −ワッチの旅路の途中の独り言




 雨乞い依頼した村。


 雨乞いの為に捧げる美少女を選ぶ為の、


 ミス•トキ乙女コンテスト。


 イチゴ。


 ストロベリー。


 神の山か?!


 悪魔の山で。


 失踪した子供達。


 神に捧げる名目で行方知れずになった子供達を、神隠しとして子供を探さなくなった事で、狂わなかった親。


 親を狂わせない為だったのか?


 人を神に捧げて願いを叶えて貰う事から、科学的に雨を触らせる為に、気象魔導庁に依頼した人間が。


 村から飛脚便で集荷を依頼した荷物の中の手紙。


 都会へ戻る帰途の途中のオアシスで。


 配送トラックの中のから。


 昔江戸時代の日本で、重い年貢に取り立てに困窮する村人を救う為に、幕府へ訴える手紙を箱に隠し、茶屋に置き忘れたとされた箱の持ち主を重要人物のものだと詐称し、その箱を政治の本丸、江戸城に届けさせた、村の英雄が上野国に居た。


 置き忘れた集配品。


 届かなかった荷物を、盗難されたと訴えた人間。


 あるキリスト教の宗派は、日本人であってもお中元、お歳暮の風習を否定し、夏の定番、冬の定番行事が存在しない。


 冬のお歳暮。



 夏のお中元で、冬に届かなかった品物の調査。



 ミス•イチゴコンテスト。


 ミス•トキ乙女コンテスト。


 村一番の美少女を救う為に、同級生達は、ある存在を美少年だとおだて、女装させた後で、そのコンテストに参加させた。


 狼少年り


 おだてられ機嫌が良くなった狼少年は嘘を付かなくなったのだが。


 美少年、美少年だと思い込む時点で嘘つきにされた。


 気象魔導庁から逃走し、村のトキ乙女コンテストに出場する為に。


 黄色いポルシェをヒッチハイクし、殺人事件が起きたオアシスを通過し、何人もの同乗者を。

 

 あの送りにしてきた河童は誰におだてられたのか?


 けなされると膨れっの河豚には毒がある。


 河の豚。


 木に登る猿と


 おだてられる猪八戒。


 河童?!


 河の童が木に登る?!


 三位一体の悪魔は、


 人間の頭、猫の頭、蛙の頭を持つ悪魔、バアル神なのか?


 諺通りに、悪魔の定義通りに操られていたのは?!

 

 こっちではなく!


 あっちの方だ。



−ワッチ。野暮リンの報告書より。


第40話 了


 


 


 

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