前編 最終話 爆炎棚引く 世界の終わり


ハロウィン。万聖節の前日イブ

踏破型歩行地雷破壊兵器-対アフリカ戦線使用-

ラムダ(λ)を一体実戦装備したBB-9MML2-ツルギ・マッジス。

国際公務員=神務員カムイ

ラムダ一体装備したブレードプレーヤー(BB)神務員の人件費で最小限の経費。


-ライン踏破10日目でオアシス通過時、ガソリン漏れの跡を、ツルギ・マッジス装備のBBソードの切っ先が横切るが、地雷原一斉爆破導火線には問題無し。


-オアシス通過後4日目、ハイウェイ途中でガソリン漏れで停車する黄色いポルシェを発見。

運転席に河童のミイラのような遺体を発見。

ツルギ・マッジスの要請により、中央警察捜査員出動。


捜査員到着まで、ツルギ・マッジスとラムダ8G-Hz/4K805は宿営。


-2ふつか後。



立て看板残し、ツルギ・マッジス付きラムダは先触れとして先行発進。



『勇者。BB=ブレードブレーバー=剣の勇者様宛の立て看板』



-先触れの従者として先を急ぎます。


河童に侘び証文書かせるまでは酒を呑みません。


下戸ですみません-




中央警察署員到着後、事故検分。

助手席の搭乗者いた模様だが行方不明。

捜索続行中。



-学院長室


「アルプス氷河の氷・・・・・・。エビアン。

エウボイアの水に含有する大洪水の怨念ルサンチマンから救われ、ヘラクレスの子孫が移住した唯一の島、地中海のエウボイア島・・・・・・」


学院長は、スルガ・マッジスの研究報告書を読了した後、エビアンの氷で作ったオンザロックを飲み干した。



論文概要


『ナイル川上流-上エジプトの急斜角度ピラミッドによる上昇気流竜巻とナイル川下流-下エジプトのギザの三大ピラミッドによる太陽光電磁波1ヘルツの電離層で反射した長波による大地を這う長距離通信』


『電磁波気象装置-エジプトピラミッドと上エジプトのホルス信仰と下エジプトの蛇信仰』




-砂漠の洞穴のカマクラ



「集荷を・・・・・・」



アフリカ民芸品を輸出。

隕石から加工した隕鉄から出来た民芸品。




数日後・・・・・・。



- 爆炎棚引く


世界の終わり-



地雷原一斉爆破に先立つスーパーノヴァが一つ。


「危なかったな。地雷原一斉爆破で証拠が燃え付尽きちまうとこだった」



ガソリン漏れの跡のラインはツルギ・マッジスのBBソードの切っ先で断ち切られ、地雷原一斉爆破による誘爆を免れていた。


事故検分に立ち会った警官が、警察署内の車庫の黄色いポルシェを一瞥いちべつした。




-学院長室



「学院長!」



ゴルゴン、蛇の髪の毛を持つ化け物に睨まれた蛙のように動かない石化した学院長が室長に発見されたのは、地雷原一斉爆破の翌日の事だった・・・・・・。




前編 最終話 了

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