61ページ目…謎の魔術師
『チュドーーーン!』
僕が放った〖魔法:
その一瞬の隙を突き、僕は再びダンジョンの中に入った…。
「〖魔法:
僕は魔法を制御し…持続時間をゼロ、光量を最大で発動する。
その場にいた、魔物達は強力な閃光を浴びて目が眩み、僕の姿が見えなくなる。
昔読んだ小説にあったドラマタ女魔術師のが使っていた光の玉の制球を真似したが上手くいった様だ。
何はともあれ、これで目で対象を確認するゴブリンには、暫くの間、僕の姿を捉える事は出来無しだろう。
「〖スキル:
僕は刀身を可能な限り延ばし、その上で威力を極限まで上げて…その場で一回転する。
『ゴトッ、ゴトゴトゴトッ…』
その部屋にいた、大量のゴブリン達が体を半分に斬り裂かれてその身を地面へと落とす。
次の週間、そのゴブリン達は塵のように消えた。
【経験値365を獲得した。】
【レベルが3上がった。】
「ほうほうほう…なかなかダンジョンから溢れないと思ったら、あなたが邪魔をしていましたか…。」
「だ、誰だッ!」
僕は慌てて声のする方を向く。
そこには、白い仮面を被り黒いローブを着た魔術師の姿があった。
僕は急いで、その魔術師を見た。
スケルトン等を作り出すやっかいな存在だ。
「そうですね…私は『零ゼロの使い魔』の一人…と名乗っておきましょう。
まぁ、今日の所は、挨拶だけ…では、さすがに失礼ですね。
私がお相手をする事が出来ない代わりに、お土産を置いていく事にしましょう…どうぞ、お楽しみください…。」
その魔術師は、そう言うと、近くの壁に触り魔法を使う。
「〖魔法:
ダンジョンの壁が崩れて翼を持つ石像…魔物の姿へと変わった。
「〖魔法:
すると、今度は石像が薄く青い光を帯びると、石像が動き出した。
「それでは、もし生き残る事が出来たなら、また会いましょう…クックックッ…〖魔法:
魔術師の足下の空間が歪み、魔術師はその中へと消えていった。
【〖模倣〗の効果により、〖魔法:模型創造〗を覚えた。】
【〖模倣〗の効果により、〖魔法:擬魂付加〗を覚えた。】
【〖模倣〗の効果により、〖魔法:空間転移〗を覚えた。】
『グルルルォォォォーーーー!』
石像に擬似的な魂を吹き込まれた魔物…ガーゴイル…が、僕の前にいる…。
「〖魔法:アクセル&ブースト〗!」
このままでは不味いと思った僕は、身体強化&加速の魔法を重ね掛ける。
覚えてからは便利だった事もあり何度も使っている魔法…戦闘や移動で便利な強化系の魔法だ。
その強化された力と速度を利用し、僕は勢いよくガーゴイルに斬り付ける…。
「パキーーーンッ!」
何と、攻撃した方の武器…長剣が根本からポッキリと折れた。
流石、ダンジョンの壁を使って作り出されたガーゴイルだけの事はある。
何とも硬い魔物を作り出したと関心する。
今の僕で攻撃が効くとしたら闘気剣だが、まだSPが完全に回復されていないので使えない。
幸いにも、ゴブリンの発生は止まっているから、コイツを倒せば終わりだ。
しかし…あまりにも硬過ぎる…どう戦えば良いのだろう?
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