第10話 打算の代償2

 18才で師匠に就いて、21の時調理師免許取得の為に一年間専門学校に…23の秋、同い年の娘さんのミワと結婚をと…顔見知り程度だった…認められている…両親もって思ってしまったんだ


 老舗旅館は好きだけど…兄と弟…親戚含め、長男優遇主義で跡継ぎ=長男の空気


 兄を恨む気持ちは無くプレッシャーで大変そうなんて考えたり、アッサリと家から離れられたのは兄のおかげだって感謝してた位だ


 だから結婚の話を受けた、若い年齢で店を任せられた嬉しさ


 新店舗オーナーシェフ、結婚、聞えは良いが現実は師匠の店のやり方味等極力崩すなという事、娘が俺を気に入ったから選ばれただけ…


 両親が何故か、御厨姓だけは…嫁としてなら結婚を…婿にだけは…と…強く拘った


 山乃さん、冴多さん、倫くんも同じで…今は感謝しかないんだ


 御厨の家に嫁に来たなら…俺も案外古い考えだったらしいね…


 自業自得、打算的な考えで人生決めた事初めて後悔したね


 結婚3…1日で…後悔したんだ…


確かに父親は成功者かも知れないけど…アナタハ違うでしょ?


ふうちゃん…逢いたいよ…

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