第9話 確かめよ、ね? ~苺~

 しばらくぼんやりとしていた私達


 しかし!


亜子「のん!結衣!オシャレして、奮発して高い店に来たんだから食べよ!」


 いつも、どちらかというとネガティブ思考の私と結衣に発破かけてくれるポジティブな亜子


結衣「そうだよね!ネ!のんちゃん食べよ!」


 結衣もいつもの穏やかな表情で言ってくれて…嬉しくてさ


のん「うふ…ぅふ」


 泣き笑いみたいな感じでいた私に、


亜子「のん大丈夫!思いのほか頑張って一人暮らししているのんにヤマトさんもタケルさんも焦ってるんだよ」


 (亜子…)


結衣「明日土曜日で休みだし、三人でのんちゃんの家に殴り込みに行こう!」


 (結衣殴り込みって…)(笑)


 おおよそ普段は使わない言葉で、結衣が強い口調で言ってくれて


 堪えきれずに泣いてしまった私に


結衣「確かめよ、ね?」


亜子「勘違いだった。いつものヤマトタケルにい達の溺愛だったっ!って笑う為に、ね?」


 亜子の言葉結衣も頷いてくれて…


 私も頷いて…


 明日からまた笑える様に…

 

 そこで、私の運命が変わる



 あの人に…再会したの


 ちょっとイジワルだけど優しい



 運命の人に…

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る