言葉は無力


愛してる…言葉なんかにこれっぽっちの真実などない…


▽マコトは自分から脱いだ…言葉だけで脱がされた。


身長160センチ位…もう少し髪が長かったら、女の子に見られてもおかしくはない顔立ちと、華奢な身体。


酒とマリファナと羞恥心…そして興奮が交じりあい、顔だけが赤い。

白い柔肌にはクロムのネックレスだけ…全裸。


陰部を隠してる手をどけさした…ソレは固くそりあがってた。


[見られて固くなってるの?]


俺ら…俺とトオルは服を着てる。

俺の手にはアルコール。

トオルの手にはアルミフォイルのパイプ。


3人共通なのは、目がギラついてる…興奮している事。

そして股間が熱くなってる事。


[愛してる?]

マコトが唐突に聞いた。

[あぁ、世界一愛してる]

俺は答えた。


…愛してるなら他の男にさせんだろ?…内なる声が俺に囁く。


トオルからパイプを奪うように取り、深く吸った。


声はもう聞こえなかった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る