答えは分かるのに
その答えへの解き方が解らない。
幸せになりたい…どうやって?
▽何を探してる?…トオルが聞き返す。
俺が返す言葉…
何を…?…誰をだろ?…分かりあえる誰かを探してるんだろ?
俺の一番の願いでもある…押し込めた感情…自分の分身が欲しい…分かりあえる人が欲しい。
俺だけがおかしい…絶対に認めたくない。
トオルもそうに違いない…そうであって欲しい。
沈黙の後にトオルがポツリと言う…今夜9時にゲーセンで。
会う約束をした…。
俺とリンクして欲しい…同じ世界の人間であって欲しい。
期待するから絶望する…でも期待せずにはいられない…。
期待するな…呟いた。
無理だった…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます